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東西南北

ニッケイ新聞 2011年7月8日付け

 サンパウロ市マジナル・ピニェイロスのサンパウロ総合大学(USP)にほど近い部分では5、6日の連日、石やコンクリートブロックを路上に置き、通過した運転手が車に問題がないか確認するために停車したところを狙う強盗が少なくとも3件発生しており、被害者の1人はナイフで切りつけられている。伯字紙では、路上での強盗は年々頻度が増しており、大通りで車を停車する時はガソリンスタンドや人通りの多いところで停車するよう注意を呼びかけている。
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 例年以上に寒いといわれるこの冬、サンパウロ州ではサトウキビの品質低下や葉野菜の収量減少が報告されている。サトウキビは夏の間の多雨と日照不足が原因で成長が鈍り、糖度も低くなったといい、砂糖やアルコール値上がりの可能性もある。葉野菜の方は、6月の低温と不均衡な雨に加え、このところの厳しい寒さが原因での減収。牧草が霜でやられたりして牛の生産に影響が出ている他、トウモロコシやバナナ、トマト、フェイジョンなども減収となりようだ。南大河州などでも葉野菜価格高騰のニュースが…。
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 学校が休みになると途端に増える凧揚げ。大人も一緒に楽しむのはいいが、ガラスを砕いた粉に接着剤を混ぜたコルタンテ付きの糸を使うのは考え物。怪我人が出たり、電線や電話線のカバーが切れて、停電や電話不通の苦情も急増中とか。

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