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東西南北

ニッケイ新聞 2011年8月11日付け

 2010年8月10日に行なわれた米国との親善試合に2対0で勝ち、代表監督デビュー戦勝利という華々しいスタートを切ったマノ・メネーゼス監督。それから丁度1年経つ記念すべき日に行なわれるドイツとの親善試合は、初出場組選手を試す機会でもある。1年前の試合で全米の注目を集めたネイマールは、のどの痛みや微熱で出場が危ぶまれていたが、先発出場。南米選手権敗退のショックは、仇敵相手に晴らせるか。
     ◎
 1964年からサンパウロ市の動物園に居たカバのテテイアは、長患いの後、5日に安楽死したが、その様子を逐一見ていた娘のシニーニョが2日間何も食べなかったと10日付フォーリャ紙。前日食べずに残っていた餌を食べ始めたのは7日夜。テテイアが生んだ10頭の子の末っ子で、最後まで母親と居た10歳のシニーニョが母を偲んで見せた人間並みの行動は予想されていたという。動物園は一人(?)になったシニーニョの同居者を誰にするかを検討中だ。
     ◎
 胃の縮小手術が1年でほぼ倍増—。09年に3万5千件だった肥満対策の手術が10年には6万件行われ、2003年比では270%増の世界2位。米国の30万件には到底及ばないが、体重割る身長の2乗が40以上か、30〜35でも糖尿や睡眠時無呼吸症候群などがある人対象の手術実施率は2%程度とか。

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