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東西南北

ニッケイ新聞 2011年8月16日付け

 サンパウロ市南部のヴィラ・マリアナの少女強盗団のメンバー7人が捕まり、母親4人も保護責任遺棄で捕まった件で、母親の一人は子供を使って自分のために盗みを行わせていた可能性ありとして継続捜査の対象になったようだ。母親らは7日以内に居住地の児童相談所に出向くよう命じられた上、12日夜釈放されたが、子供達は保護施設に連行された。警察の警備強化後に集合場所変更との報道や、「同じ場所に戻るなんて」と文句を言った母親が居たという記事もそういう事なら納得?
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 サンパウロ市南部のサントアマロにあるピツァリアで14日午後9時頃、4人組の強盗が侵入し、顧客の金品をねこそぎ奪うという事件が発生。父の日を祝う客ら約50人が居たところに車を乗り付けた強盗は、銃を見せて店員や客を脅し、僅か1分で金品をせしめて逃亡。同店近辺では2週間で4件目のアラストンで、巻き添えを食うのを恐れる人が増えたため、同地域の客足は半減という。
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 ギリシャのアテネで、当地の仲間に誘われた35歳のエドゥアルドさんが、市役所の許可も得て描いた長さ6メートルの壁の絵にスプレーで落書きされるという事件が起きた。長ひげの高齢者に一際強く抗議された翌日の11日に落書き発見の若き芸術家は、40度を超す炎天下での制作活動の結果を台無しにされ、肩を落としている。

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