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東西南北

ニッケイ新聞 2011年9月2日付け

 スルヴィヴァル・インテルナシオナルONGによると、先住民族のマリア・ルシマル・ペレイラさんが今週土曜日(3日)、121歳の誕生日を迎え世界最年長になるという。BBC Brasilによると、アクレ州に住むカシナワ族の彼女の長生きの秘訣は食事で、「焼き肉や魚、マンジョッカやバナナのミンガウなどを食べている。また、調理には塩や砂糖を使わず、加工食品も一切食べない」とペレイラさんは述べている。ペレイラさんは1890年9月3日生まれで、10人の子供と22人の孫がいる。これまで世界で最も長生きしたのはフランス人のジェアンネさんで、1997年に122歳で亡くなっている。来年、最も長生きした人としてギネスブックに載るのはブラジル人かもしれないと期待が膨らむ。
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 リオ市で8月27日に起きたサンタテレーザの路面電車脱線事故から5日経った1日は、同路面電車の115周年の記念日。同市セントロでは、同区住民が死者5人を偲んだ抗議行動を行った。黒色の服に同色の風船を手に行進が行われたが、抗議はやがて、事故で亡くなった運転手ネルソン・コレイア・ダ・シルヴァさんへの顕彰の場に変化。娘のジェニフェルさんに支えられた未亡人のドルセさんは、大粒の涙を流しながら「私の夫はヒーローだった」と述懐。駅の一つに彼の名をとの要請も出ている。

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