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東西南北

ニッケイ新聞 2011年9月16日付け

 ブラジル対アルゼンチンのサッカー国際親善試合が14日、アルゼンチンのコルドバで行われ、見せ所の少ない0対0の引き分けに終わったために、「せっかくの伝統の一戦なのに〃眠い試合〃だった」とブラジルマスコミから厳しい批判を浴びている。後ろ足でボールをはさんで前に飛ばし、対面する防御の選手の頭上を越えさせる美技「シャベウ」を披露したダミオン選手に関しては、絶賛の嵐。ガーナ戦で復帰を果たしたロナウジーニョは先発フル出場したがふるわず、ネイマールも期待された活躍とはほど遠いプレーだった。28日にはブラジルで両国による第2戦目が行われる。
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 88歳の夫を持つ52歳の女性が9日、ベロ・オリゾンテ市の病院で双子の赤ん坊を出産したとTVグローボの13日付「ジョルナル・ナシオナル」で放送された。ニュースによると、アリスちゃんとペドロくんは妊娠7カ月の未熟児として生まれており、新生児集中治療室で治療・看護を受けている。ただし、健康状態は安定しており、「私達の愛の結晶だ」と母親のジャネッテさんは述べている。ニュースによると、彼女にとっては始めて子供だが、父親のイタロさんは経験豊富な人物であり、今回父親となったが、前妻とは孫、それ以前の妻とは曾孫までいる。
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 サンパウロ市セントロ区には、年間の収税額を表示する「税金カウンター」という電光板が設置されていが13日、その表示額がついに1兆レアルを突破した。1秒あたり平均で4万5千レアルもの税金が国へと収められているが、1日で39億レアルにもなり、1カ月では1187億レアルにものぼる。この調子でいくと2011年末までには、税収総額は1兆4千億レアルに達すると予想されている。問題はその税金が何に使われているか、のよう。

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