ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2011年9月3日付け

 アラブ首長国連邦のドバイを本拠とする航空会社エミレーツは空港業務管理公団(Infraero)に対し、サンパウロ〜ドバイ間のフライトで世界最大のエアバスA380(乗客数800人以上)の使用許可を申請している。大型故に、利用空港が限られる上、混雑を避けるために離着陸の時間の調整が必要。公団が薦める時間帯だと乗換えが不便になるが、双方が合意に至れば12月にも就航の可能性が…。
     ◎
 サッカーの元代表選手ロナウドの移籍などでも有名になったコリンチアンス(正式名称=スポーツ・クラブ・コリンチアンス・パウリスタ)が、9月1日にクラブ創立101年を迎えた。国内では最も熱狂的なサポーターが多いチームで、試合から得られる資金も国内トップだ。サポーターの中には、同チームの試合を観戦するだけで月1千レアル以上つぎ込む人もいるという。日本のプロ野球球団で例えたら阪神タイガースかな?
     ◎
 サンパウロ州データ分析システム財団(Seade)の調査によると、サンパウロ州の29歳までの人の人口比率は国内平均より低いものの、30歳以上の人口比率は国内で最も高いという。それでも、15〜29歳が25%以上だからまだまだ発展の余地がある。また、極度の貧困状態にある人は2・6%の110万人で、全国の極貧者の7%が同州内に住んでいることになる。

image_print