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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2011年11月12日付け

 国際政治への影響力が1番高いのは独のメルケル首相であり、あのギリシャ危機に端を発する欧州金融悪化を回避するための活躍は眞に目覚しい。優れた外交感覚を発揮し、世界を駆け巡っている米のクリントン国務長官が2位。近頃、オバマ人気はちょっと陰りがちだが、来年の大統領選挙にクリントン氏が出馬すれば、100%完勝の世論調査もあるし、国民的な好感度は抜群なのである▼さて—スイスの団体による2011年度「男女格差報告」によると、首位はアイスランドで上位を北欧諸国が占めているそうだ。日本は調査対象となった135ヵ国中、98位とは何とも情けない。まあ—小渕優子さんのような国会議員もいるが、女性議員は少なく、官界や経済界への進出も乏しい。とてものほどに「女性優位」とは申しかねる▼これに比べると、あの北の国は、大統領を16年も務めたヴィディス氏がいるし、首相のヨハンナ氏も女性である。この国では昨年の10月かに同性婚を認める法律が成立し話題になったが、ヨハンナ氏は作家とされる同性の方と堂々と結婚したのだから、これはご立派と申し上げるしかない。恐らく—こんなケースは世界195カ国かでも初めてではなかろうか▼あの民主主義を売り物にするアメリカは17位、中国は61位と—どうもアジア勢の「格差」が大きい。先にノーベル平和賞に決まった女性人権運動家タワッタルさんの出身国イエメンは再下位の135位だったのは、まあ、仕方がないにしても、なんとなくシニカルな響きを持つような印象が強いのだけれども—。(遯)

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