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絶賛発売中のリンゴジュース=「予想上回るすごい反響」

新年特集号

ニッケイ新聞 2012年1月1日付け

 リンゴジュース・インテグラル「Sanjito」は1リットル、300ミリリットルの瓶詰めで昨年から生産され、今年から本格的に販売が開始された。
 以前まではヤクルト社に規格外のリンゴで生産を委託していたが、組合自ら生産するようになった。
 甘さを調整するため、SANJOのガラとフジの2品種のリンゴを混ぜた、添加物、砂糖無しのリンゴの果汁のみのジュース。甘すぎず、リンゴの味がしっかり出ていて美味だ。
 イタリア製の機械で、石を削った粉で濾し、濁りを取る。色を良くするため3回濾した後、一度0度まで冷やし、瓶詰めする直前に80度で10秒間殺菌して熱処理される。
 農業技師の衛藤ファウスト一寛さん(32、二世)によれば「ブラジルでは透き通っているのが消費者にとって重要」で、試行錯誤を経て作られたこだわりの商品だ。
 「コチア時代から加工品を考えていたが、なかなか実行に移せなかった。やっと良い加工品が生まれた」と語るのは、同地のリンゴ団地に最初に入植した細井健志さん(67、京都)。
 現在同州やサンパウロの一部商店で販売され、既に予想を上回る好反応を得、毎月出荷量、売り上げ額が伸びているという。ガヴィオリ工場長は「対応に四苦八苦している。すごい反響です」と笑顔を見せ、「ジュースの製造体制はできているが、原料に大きく左右されるのでその点が大変」と口元を引き締めた。
 現在はディズニーマークが入った商品のみだが、今後は大人向け、パック入り商品の販売も検討されている。また、少量ながら生産されているゴイアバやブルーベリーと、リンゴを混ぜたミックスジュースを作るという構想もあるという。
 元コチア産組職員で76年からSANJOに参画する大谷周さん(72、兵庫)は、「まだ完成品とは言えない。これからきちんとした規格を設けて、SANJOの味を作っていく」との展望を語った。

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