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リベルダーデの魅力知って=観光公社とメトロがツアー=日本の文化、歴史も紹介=毎週日曜日、無料で開催

ニッケイ新聞 2012年1月12日付け

 リベルダーデを歩いて日本文化を知ろう—。聖市の観光公社(Sao Paulo Turismo)と地下鉄(メトロ)が共催する市内各所の観光名所を回る『ツーリズメトロ(TurisMetro)』で、リベルダーデ区も対象となり、毎週日曜日に実施されることとなった。観光情報にとどまらず、日本文化や移民史も紹介するなど充実した内容となっている。初回が8日午後に開催された。汗ばむ陽気のなか、50人が参加したツアーに本紙記者も同行した。

 同ツアーは08年に日本移民百周年を記念し約2カ月間にわたって実施。再度の開催を望む声を受け、3年ぶりに復活した形だ。
 マルセーロ・へーデル社長は「サンパウロの人々の間で、東洋文化は強い存在感を持っており、サンパウロの歴史を知りたい人なら東洋文化を知ることは不可欠」とコメント、リベルダーデを観光地区として重要視しているようだ。
 当日は50人が集まり25人ずつの2組に分かれ、メトロのセー駅構内からツアーはスタート、メトロに乗り込んだ。
 ガイドを務めた深草エミリさん(42、二世)は、「リベルダーデへの中国、韓国人の進出は著しいが、やはり日本文化はしっかり残っている」と強調、サンジョアキン駅で降りたところで笠戸丸移民に始まる日本移民の歴史を説明した。
 一行は駅からサンジョアキン街を降り、崇教真光教団の建物の前へ。中に入れず残念がる声も聞こえたが、曹洞宗佛心寺には入ることができ大喜び。
 「仏教では、カトリックとは違い50回忌まで故人を弔う」との説明に一行は熱心に頷き、思い思いの質問を投げかけた。
 また、座禅のための座布団や聖典、先祖代々の香炉の灰や写真を保管する棚などを興味津々で見学した。
 東洋文化に関心があるというマリア・ピニェイロスさん(69)=聖市在住=は、「興味があったが、入りにくかった。とても気に入りました」と嬉しそう。
 すずらん灯や文協前を、説明を聞きながら通り過ぎ、ガルボン・ブエノ街に出て「金澤製菓」で買い物休憩。
 深草さんの勧めで参加者は餡子入りの甘菓子や番茶に挑戦、「おいしい!」と気に入った様子。
 お土産袋を下げながら一行はトマス・ゴンザガ街へ。日本食店の前で魚好きな日本人の食文化、招き猫の意味などが紹介された。
 リベルダーデ大通りに出て、日本庭園内の上塚周平像を「移民の父」と紹介。アメリコ・デ・カンポス街を通り、再びガ・ブエノ街で土産物店を覗き、ダルマについての説明もあった。
 リベルダーデ広場は週末のフェイラで人がごった返していたため、最後はエストゥダンテ街の途中で解散した。
 参加者は、「とても良かった!」「また次の日曜も来よう」などと話しながら、満足した様子で帰路に就いた。
 ソロカバ近郊のヴォトランチン市から参加したマリア・メンデスさん(38)は、娘達の学校の休みを利用し家族4人で訪れた。「東洋の文化にはかねてから興味があった。色々と勉強になりました」と笑顔を見せた。
     ◎
 「TurisMetro」はセー駅にあるバルコンで情報入手と申し込みが可能。リベルダーデツアーは毎週日曜日午後2時にスタートする。参加費はメトロ代(2・9レアル)のみで、詳細はHP=www.cidadedesaopaulo.com/turismetro/、電話=11・2958・3714。

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