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ニッケイ新聞 2012年1月28日付け

 幕内残留を期待される魁聖(友綱部屋)だが今場所は5勝10敗に終わった。勝ち越しとなる8勝まであと3勝、最後の4取り組みだけ見れば2勝2敗だっただけに、もう少し早くエンジンがかかっていればと悔やまれる。この成績では「幕下落ちはほぼ確実」との下馬評だが、「発表までは分からない」との声も。昨年5月の技量審査場所では初日から破竹の9連勝をし、10勝5敗を記録したのは記憶に新しい。新入幕で9連勝は1980年の佐田の海以来31年ぶりの快挙と大騒ぎされ、敢闘賞まで受賞した。今回も幕内ギリギリ「土俵際の踏ん張り」が見たかったが…。
     ◎
 ベロオリゾンテで初めて開催される日本祭り。昨年のクイアバ七夕祭りに続き、公的機関や企業を巻き込んだ大規模な催しがミナスでも開かれる。ちなみに同州の旗は、白のバックに赤い三角で偶然にも日の丸と酷似。三角の各辺に書かれている「Libertas quae sera tamen」はラテン語で、古代ローマの詩人、ヴェルギリウスの言葉だそう。ポ語では「Liberdade ainda que tardia」(「遅れたが、自由を獲得した」の意)。ミナスの陰謀の首謀者として絞首刑に遭ったチラデンチスことジョアキン・ジョゼ・ダ・シルバ・シャビエールが言った言葉だとか。

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