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東西南北

ニッケイ新聞 2012年2月24日付け

 11年2月23日夜起きたジェツリオ・ヴァルガス大学生襲撃事件被害者で経営学専攻だったクリストファー・トミナガ氏(24)が、1年前を振り返った記事を23日付フォーリャ紙が掲載。同時に銃撃された友人は亡くなったが、6発を浴びクリニカ病院で手術を受けたトミナガ氏は1月に卒業し、私立病院で研修中だ。自分が事件に巻き込まれるとは考えた事もなく、腹への衝撃と手についた血で撃たれた事を認めたという。友人の母親と言葉を交わすのが困難だったというトミナガ氏や友人家族らは、今も心の傷と戦っている。
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 22日のブエノスアイレスでの列車事故は、終着のオルセ駅で停車しきらないまま線路の端の緩衝材に衝突、2両目は衝撃で前後車両に押し潰された。救出作業は23日未明も続き、死者は50人に増えた。保守への投資不足が原因ならある意味で予測された人災だ。
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 21日に起こったサンパウロ市カーニバルのパレードの審査発表での乱入中断事件は、ヴァイ・ヴァイやガヴィオンエスなど、六つのエスコーラによる計画的な反乱だった。これを受け、カサビ市長はこれらのエスコーラに対しての、降格をも含む厳しい処罰を辞さないことを明かした。「恥ずべき行為」と多くの人々を落胆させた暴力行為ゆえに厳罰は仕方がないが、降格続出では来年のパレードの質が早くも心配だ。

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