ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

2007年4月4日付け

 二日に行われた三軍の長とルーラ大統領の会議は、一九六四年のウムを言わせなかったクーデターに似ているとクラリン紙が報じた。フィナンシャルタイムズ紙は、長い目で見れば民間主導の航空管制が空港トラブルの解決策だという。
     ◎
 昨年から頻発する空港発着遅れ。サンパウロ消費者保護センター(Procon)によると、昨年十一月以降、航空会社への苦情は一〇〇件に達した。会社側が和解に応じようとしないため、発着遅れで生じた損害に対する賠償は一件も実現していない。混乱の割に苦情が少ないのは、利用客が直接裁判所に提訴する準備をしているからという。
     ◎
 銀行の各種手数料が今年二月に前年同月比で最高一五・九四%も値上がりした。過去一年間でも最低四・三八%上昇し、同期間のインフレ率(IPCA)三・〇二%を上回った。「手数料は自由競争の下、各行の基準に従い調整されている」と銀行協会。
     ◎
 大サンパウロ市圏イタペセリカ・ダ・セーラ市で二日朝、妊娠四カ月の妊婦と三歳の女児が市場にいたところ、商店主を誘拐しようとした犯人らと軍警との銃撃戦の流れ弾に当りけが。ジアデマ市では一日夜、姉妹(6、11)が教会を出たところ足に流れ弾が当った。四人とも命に別状はない。二日夜時点で犯人は一人も捕まっていない。
     ◎
 サンパウロ州フランカ市で靴の修理工の女性(35)が先月二十三日に殺人犯と間違って逮捕され、四日間拘置所で過ごした後、釈放された。逮捕状作成の際に身分証明書番号(RG)の入力を誤ったため。同市警察はミスを認めた。本当の容疑者は男で、現在も逃走中。

image_print