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東西南北

ニッケイ新聞 2012年4月5日付け

 リオ市南部にあるファヴェーラ・ロッシーニャで4日未明、軍警のロドリーゴ・A・カヴァウカンテ伍長が巡回中、麻薬密売者らとの銃撃戦で被弾して死亡した。平和駐留部隊(UPP)設置まで駐留している突撃隊員の死を受け、軍警は特殊作戦部隊と突撃隊、情報部の総計約150人を犯人捜査に派遣士したが、同ファヴェーラでは、3月26日に住民組織会長が殺されて以来、10日足らずの内に3人、直近2カ月では麻薬密売者も含め9人の死者。州保安局は警備強化と発表したが、全てのファヴェーラ平定は容易ではない…。
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 3日夜、サンパウロ州海岸部のプライア・グランデで、12歳の少女が強盗を未然に防いだ。3人組が家に押し入り、両親を脅しているのに気づいた少女は妹と共に別室に隠れ、警察に通報。駆けつけた警官に驚いた賊は庭伝いに逃げようとしたが、全員が現行犯で捕まった。
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 世論調査統計機関(IBOPE)が4日に発表した統計によると、ジウマ大統領への支持率は前回12月の調査から5%ポイント上がって過去最高の77%にまで達したことがわかった。GDP(国内総生産)の伸びが2・7%だったことや、下院で起こった反乱など逆境に立たされることが続いた後としては上々の数字で、大統領本人も嬉しいのでは。また、内閣支持率は前回と同じ56%となっている。

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