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東西南北

 17日午前、10月8日よりはじまるサッカーW杯の南米予選に向けたセレソンのメンバーが発表された。今回の人選は最初の2試合はネイマールが出場停止となっていることもあり、注目されたが、今月上旬の米国での親善試合同様、フッキやルーカスといった実績組で穴を埋めることになりそうだ。また、今回の人選では国内組が7人おり、全国選手権で首位を行くコリンチャンスからは久々の選出となるレナト・アウグストはじめ3人が選ばれた。親善試合で活躍したマルセロ・グローエ(グレミオ)やルーカス・リマ(サントス)にも、チャンスはありそうだ。初戦の相手は強敵チリだが、総力戦での勝利を期待したい。
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 15日午前、ポルト・アレグレで被害者が強盗犯を車のトランクに入れて警察に届ける椿事が起きた。強盗犯は女性で、この日の朝、男性と2人でバス強盗を行ったものの、逃げ足が遅く、乗客に捕まり、リンチにあった。被害者たちはこの犯人を逮捕しに軍警が現場に来ることを望んだが、「ちょうど持ち合わせのパトカーがない」と軍警が答えたため、被害者のひとりの男性が車で届けることになったという。パトカーくらいは常備していただきたいが。
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 15日、サンパウロ州地裁は、マルタ・スプリシー上議がサンパウロ市市長時代の2002年に、ある非政府団体と入札なしで契約した疑惑に関するサンパウロ州検察からの訴えを退けた。検察側には上告の意思はなく、これでマルタ氏は同件から無罪放免となる。これで来年のサンパウロ市市長選に臨みやすくなるが、その前に所属する政党をはっきりと決めておかないと。

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