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ニッケイ新聞 2012年5月3日付け

 1978年から25年間、サントス日本人会長を務めた上新さん。日本語学校返還運動の中心的存在だった。御年90歳ながら杖をつき家族に付き添われながら式典に出席し、元気な姿を見せていた。話しかけると当時の歴史をとめどなく話してくれ、式典の感想を尋ねると「あんたはどう思ったんだい」と逆に尋ねられた。「皆さんのこれまでの貢献が繰り返し強調されていましたね」と言うと「頑張ったからね。戦前からもともとあったから、ここのコロニアの歴史はもっと長いんだよ」としみじみ。
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 二天武道研究所の岸川ジョージ主宰は、元スポーツ医。5年前までは医者としても活動していたが、古武道人口も増えたことから現在は古武道1本に絞っている。25年前に二天一流の本家大分で学び、以来毎年2回訪日し研鑽に励みつつ、翻訳書「五輪の書」「新葉隠」(Livro de 5 aneis)も出版。侍精神の普及に尽くす日々を送る。
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 CIATE新専務理事の大嶽達哉氏と来社した二宮正人氏によると、CIATEへの日本政府からの予算は年々減る一方だという。ちなみに今年度の予算は1700万レで「昨年から1割ほど減った」。以前は「出張CIATE」としてマナウスやべレンなどにも支援業務で赴いていたが、現在は日帰りで行ける範囲の聖市近郊が中心で、要請があった場合にパラナ州に行く程度だとか。しかし、CIATEは今年で設立20年目。「20年も続いているということは、逆にデカセギ就労の必要性を日本政府が認めているからでしょう」と二宮氏。

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