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岩手県人会=「わんこそば大会」大盛況!=3百人が自慢の味を堪能

ニッケイ新聞 2012年5月30日付け

 ブラジル岩手県人会(千田曠暁会長)は27日、リベルダーデ区の同会館で「第6回わんこそば祭り」を開催し、約300人が訪れ大賑わいを見せた。母県の復興を願い、婦人部の皆さんによる千羽鶴などの折り紙の飾りが会場を彩った。
 そばは日本製で餃子がつき、ツユは鰹節、しいたけ、昆布だしなどで調整された千田会長のお手製。紅ショウガ、わさび、ねぎ、玉子、昆布など薬味もたっぷりついて、来場者は満足そうにそばをすすっていた。
 お椀に入った一口分のそばを三分間で何杯食べられるかを競う、恒例の早食い大会も行われた。今年は200皿を買い足し「一口分が多かった」との昨年の出場者の指摘を受け、一杯分を少なめに準備された。
 老若男女の笑い声と声援が響く中、そばが追いつかないほどの勢いで、出場者は顔中に汗を流してかき込んだ。
 また同県人会の太鼓グループ「雷神太鼓」の迫力ある演奏が会場を盛り上げ、早食い大会の女性の部もあった。
 「ツユを毎回同じ味にするのが難しい。これでいいのかな、と試行錯誤の上で作った」という千田会長。「大勢の人に来てもらえてありがたい。足りなくて、追加でツユを作りましたよ」と嬉しい悲鳴を上げていた。

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