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東西南北

ニッケイ新聞 2012年6月12日付け

 11日朝の強い雨で、サンパウロ市では10時半の時点で57の交差点で信号機の異常が発生。39は電球がつかず、18で黄信号が断続的に点滅となった。電気が消えた交差点には、マルジナル・ピニェイロスをインテルラゴス方面に向かうジョアン・ディアス橋付近などかなり大きなものも。信号の異常と洪水による渋滞も昼過ぎには通常のレベルに戻ったが、雨や風の日はくれぐれも無事故であるよう祈らされる。
     ◎
 9日に行われた対アルゼンチン戦で、ブラジルセレソンはメッシにハットトリックを決められ、3—4で敗れた。だが、ほぼフル代表だったアルゼンチンに対し、ロンドン五輪対策用にほとんどが23歳以下の若手というブラジルが、守備面の課題は露呈しつつも3点を奪い、後半途中までリードを奪っていたことを評価する声も多く聞かれた。これが自信につながれば。
     ◎
 南大河州でひとり暮らしをする87歳女性が、自宅のアパートに侵入しようとしていた男性に対し、3発の発砲を行い死亡させた。女性は男性を泥棒だと思い、35年間棚にしまっていた38口径のピストルをはじめて使ったものだが、男性が何かを盗んだ証拠は見つからなかった。この男性の身元は確認されていないが、警察は前科者であると判断しており、女性も正当防衛を冷静に主張しているという。

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