ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 クリスマス前後から、コロナウイルス関連で、いろんな形の騒動が起きている。ひとつは英国で発生した感染率の高い変異種が、欧州の他の国や日本でも見つかったこと。これで多くの国がパニックになっている。ブラジルでも25日から、英国からや英国経由の旅行者の入国が禁止されたが、この変異種が国内でも確認されないかが大いに気になるところ。もうひとつは、商業部門の抵抗だ。26日、「生活必需サービス以外は全て閉鎖」を発表したアマゾナス州では商業関係者が一斉に反発。州都マナウスの中心部では、デモ参加者によりかえって人だかりができる状態が生まれた。すでに大きな経済打撃を受け、緊急支援金の継続が不透明など、国民の経済不安が以前よりも大きいのもわかるが、変異種のこともあり注意する必要がある時だ。サンパウロ州でも同様の措置が採用されたが、やはり従わない市などが出ている。
     ◎
 2020年のサッカーの年納めは30日のブラジル杯準決勝第2戦。ひとつはサンパウロ市モルンビでのサンパウロ対グレミオ戦。もうひとつがベロ・オリゾンテでのアメリカMG対パルメイラス戦となる。準決勝第1試合(同カード)の時点では、サンパウロが0―1と1点負けており、パルメイラスは1―1で引き分けている。30日で決勝進出の2チームが決まるが、決勝戦がいつ行われるのかは現時点では決まっていない。これも変則開催の混乱ゆえか。
     ◎
 サンパウロ市では、クリスマス中も雨粒こそ落ちなかったが肌寒く、クリスマスが明けたら天候も崩れはじめた。予報だと、この悪天候は年末のみならず、年始まで続き、連日、雨が降りやすいという。混乱した今年を象徴するかのような、穏やかならぬ年の瀬だが、水害が起きないことと、来年はコロナ禍が少しでも好転することを願いたいところだ。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 東西南北2021年1月16日 東西南北  サッカーのブラジル杯の決勝が、リベルタドーレス杯の関係上、日程が組めずに止まっている。問題は、どちらも決勝戦にパルメイラスが進んだことにある。1月30日のリ杯決勝でサントスが勝てば、ブ杯の決勝は2月11〜17日のいずれかになる。だが、パルメイラスが南米一になった場合は、2月に […]
  • 東西南北2020年12月25日 東西南北  聖夜前日の23日が仕事納めだった人も少なくないと思うが、それはサンパウロ州内の州立校も同様。コロナ禍で波乱に満ちた1学年を終えることとなった。ほとんどの生徒たちにとってはこれから1カ月強の休みに入るが、「授業数が足りていない」と思う学校は、1月4日から22日の間に25コマの補 […]
  • 東西南北2020年12月23日 東西南北  22日午前6時のマルセロ・クリヴェラ・リオ市長の逮捕は衝撃を与えた。同市長には以前からこうした汚職の疑惑があり、「時間の問題」と見る向きも少なくはなかったが、年明けでなく、市長の任期がわずかばかり残っている今、あえて逮捕したことに意味深なものを感じている国民は少なくない。クリ […]
  • 東西南北2020年12月19日 東西南北  17日、ツイッター上を「ウクラニザ・ブラジル(ブラジルをウクライナにせよ)」とのハッシュタグが大量に立った。これは「新型コロナウイルスワクチンの義務化」を問う最高裁の審理で義務化を支持する判事が多数派になったことを受けて反対派が起こしたものだ。この言葉は今年の5月に「反最高裁 […]
  • 東西南北2020年12月17日 東西南北  サンパウロ州選挙地域裁は15日、大サンパウロ市圏エンブー・ダス・アルテスの市長選で再選したネイ・サントス氏(共和者・RP)と副候補のウゴ・プラード氏(民主運動・MDB)のシャッパの当選を無効にした。これは、労働者党(PT)などをはじめとする左派政党が起こした訴えを裁判所が認め […]