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関西学院大学=グローバル化に力こぶ=平松、鷲尾教授が来伯

ニッケイ新聞 2012年10月4日付け

 提携校であるUSPで2日に開催された『シンポジウム』に出席するため、関西学院大学(以下、関学)から平松一夫(65、兵庫)、鷲尾友春(同、同)両教授が来伯、1日に本紙を表敬訪問した。
 関学は現在、「教育のグローバル化」に力を入れており、2010年に設立された国際学部では留学が卒業要件とされる。提携校は百校以上、年間の留学生徒数は近年でおよそ4倍の約800人に増えた。当地の提携校はロンドリーナ大、リオ州立大とUSPの3校。
 「USPとの学術協定締結3周年を記念し、これから中南米への留学生も増やしたい」と今回、平松教授がUSP教授らと共に同シンポを企画。「ビジネスにおける伯日協力関係の展望」をテーマに、国際学部の鷲尾教授がモデレーター(司会進行)をつとめ、ブラジル経済の今後や、再び海外進出期を迎えた日本の海外進出戦略などが議論された。
 鷲尾教授は「英語が出来ればいいというような、単なるコミュニケーションの問題ではない。様々な状況に柔軟に対応できる人材を育てたい」と語った。創立125周年を迎える14年はUSP教授らを招き、関学でシンポ開催を予定している。

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