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東西南北

ニッケイ新聞 2012年10月9日付け

 7日の全国市長選と同時に行なわれた市会議員選でのサンパウロ市の最多得票者は、7度目の当選となった動物保護運動家のトリポリ氏。今回新たに選ばれたサンパウロ市市会議員の中には、特別巡回機動隊(ROTA)のテリャーダ大佐やマリオ・コヴァス元サンパウロ州知事の息子マリオ・コヴァス・ネット、1988年のソウル五輪でブラジルに初の柔道金メダルをもたらしたアウレリオ・ミゲルの名前も。
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 今回の市長選で選ばれた市長の年齢の内訳を見ると、46〜65歳が55・63%。26〜45歳の38・95%とあわせると、この二つが全体のおよそ94・5%を占める。66歳以上は4・71%で、25歳以下は0・79%となる。最年少市長は21歳で、セアラー州シャヴァスで選出されたパシェッコ・ネット氏をはじめ4人いる。また、最年長市長はサンパウロ州アグアイのチアン・ビアーゾ氏の89歳。87歳の市長も1人、86歳の市長は2人生まれた。
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 7日の選挙の結果を受け、ジウマ大統領は14年の大統領選挙のライバルはミナス・ジェライス州のアエシオ・ネーヴェス氏(PSDB)とPSB党首のエドゥアルド・カンポス氏になると改めて認識したとのこと。ベロ・オリゾンテ市長選でジウマ氏応援のパトルス氏をアエシオ氏推薦のラセルダ氏が敗るなど、PSBは市長の数を大幅に増やしている。

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