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東西南北

ニッケイ新聞 2012年11月2日付け

 きょう2日は「死者の日」。亡くなった人を思い起こし祈りをささげる日ということで、世界各国で日を変えて行なわれる、死者や幽霊に仮葬して行列する「ゾンビ・ウォーク」が、サンパウロ市でも恒例行事として定着化。今年の開催場所はサンパウロ市中央のセー地区で、15時にパトリアルカ広場を出、2時間かけてアニャンガバウー広場まで行進を行なう。ブラジル人にとってこの日がハロウィンか。
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 3日と4日はブラジルの大学受験生にとっては大事な国家高等試験(ENEM)の日。3日は人文科学と自然科学、4日は語学と数学のテストが行なわれる。国立大学では入試として扱うところもある同試験の今年の応募者は、過去最多となる579万人。受験者の経歴は様々で、G1サイトが伝えたところによると、赤ちゃんを産んだばかりの18歳少女や盲目で17歳の少女、よりよい職を模索する31歳の外国人や再び仕事をはじめたくなった51歳主婦、生きがいを求める70歳男性などがいる。
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 1日に行なわれたサッカー南米杯準々決勝でサンパウロFCはチリのウニベルシダーデを2—0で下した。もう1試合あるが、次戦は本拠地なので準決勝進出にはかなり有利だ。連休中、サンパウロFCは全国選手権に戻り、首位のフルミンセンセと対戦。現在、サンパウロFCは3位と勝ち点差2の4位。

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