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東西南北

ニッケイ新聞 2013年1月3日付け

 2日付フォーリャ紙によると、ジウマ大統領が受けたインタビューの数が、大統領就任2年目に大幅に減ったという。2年間の合計でちょうど100件受けているが、1年目は64件だったインタビューが2年目は36件に落ちた。経済成長が1%に終わりそうな年は発言の歯切れも悪かったと言ったところか。13年でのインタビューははたして。
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 12月31日、サンパウロ市では年末恒例の名物陸上長距離競技、サンシルヴェストレが開催された。結果は例年通り、上位はマラソン王国のケニア勢が男子の1〜3位、女子も上位5人中3人を独占した。ブラジル勢の最高位は、男子がジョバンニ・ドス・サントスの4位、女子はタチエレ・デ・カルヴァーリョ選手の6位だった。同大会は昨年のロンドン五輪男子マラソン5位に入賞したマリルソンを輩出した大会としても有名だが、ブラジルの未来の名ランナーの登場に期待したい。
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 キューバで癌闘病中のベネズエラのウーゴ・チャベス大統領が、呼吸器系の合併症発症など、病状が悪化している。12月31日に予定されていた新年の前夜祭も直前になって中止となり、ベネズエラ国民の中で不安が渦巻いており、一部では昏睡状態説まで流れている。10日の再任宣言を目前にした常態でのこの事態、ベネズエラは果してどうなる。

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