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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年1月24日付け

 昨年末にサンパウロ市セントロに開店した『ダイソー』に行ってみた。オープン当初は長蛇の列だったとか。土曜日が良かったのか客も少なめでしっかり見て回ることができた。元々あまり馴染みがないので「結構充実しているな…」という印象だったが、常連だった人によれば「ファンシーグッズが多く実用的なものが少ない」と辛い点。もちろんブラジル人向けの商品選びをしているのだろう▼外出用のバナナケース、ステンレスのバナナ吊りがスペースを占めていた。手に取った初老の男性が失笑。「あれば便利だがないなら問題ない」という日本的な気が利く商品は、商業的サービス不足に馴れているブラジル人の財布の紐を容易には緩めない。若い従業員によれば、傘や配線コード、掃除で空気を抜く「真空ビニールパック」の売れ行きがいいとか▼話は逸れるが彼は「日本人の日本語」だった。本日付が最終回の連載『第2の子供移民』だろうか—とレジ越しに思った。さて。値段は5・99レと、日本の2・5倍に抑えられている。今後、ものによっては多少上がり、均一ではなくなるとか。微笑ましかったのは陶器を包むのが邦字紙だったことだ。ふと思いつき、3月25日街にある庶民の味方『Armarinhos Fernando』(1974年創業)へ▼無数にある商品の値段を見て回っていると、6レは決して安くない。安かろう悪かろうでいい客層は靡かないだろう。今後の展開が気になるところだ。コラム子が買ったのはワインオープナー。ブラジルには極端に高いか、安いとひどい「ジャンル」がある。そうしたものに関していえば非常にお買い得だ。(剛)

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