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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年2月14日

 子供の頃、二十歳の大学生は大人に見えたものだ。40、50はハナタレ小僧、と渋沢栄一は言ったそうだが、それとて人生50年だった頃の話。現在となれば、60、70働き盛り、80、90迎えに来たら、100まで来るなと追い返せ、と続くらしい▼日本の厚労省の資料などによれば、壮年期(25〜44)、中年期(45〜64)、前期高年期(65〜74)、中後期高年(75〜)となる。「老人」という言葉は使わないが、高年期がそれにあたる。実際、その年代の人と話しても、覇気のかけらもない今時の青年より、気持ちは若い人が多く「老人」のイメージは現実と乖離している▼「ブラジル老人クラブ連合会」がこのほど「ブラジル日系熟年クラブ」に改称した。ポ語の「An-ciao」も一般的には60歳以上を指すようで、正式名称は変えず、日語の変更。略称「老ク連」は「熟連」となる。五十嵐司会長いわく「日本語が分かれば、若い人も呼び込みたい」とか。〃青年部〃の誕生も近いかも知れない▼この10年で会員数が3割近く減ったという。その年齢層はいるわけで、心理的に入りやすくするというのが狙いだ。様々なクラブ活動も増やし、活動を活発化することで会員獲得を目指すのだという。張り切る五十嵐会長、御年88。有難いことに「邦字紙への協力」も明言されている。お互いの長寿を切に願う▼数日前から、肩が異常に痛い。どうも四十肩らしい。「ついに来たか…」と痛い肩をガックリと落としているコラム子。熟連のみなさまの後塵を潔く拝しながら、年齢を受け入れていく覚悟を決めつつある。(剛)

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