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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年5月1日

 サッカー伯国代表が、対チリ代表戦で同点で終り不評を買った。コンフェデ杯は6月15日、対日本戦(ブラジリア)で始まる。これが1年後のW杯への最後の本格的調整だが、引き分けばかりの今のセレソンでは優勝は難しい。とはいえ、前回の南ア大会の時、伯国はコンフェデ杯では優勝したが本番では無残に敗退した。コンフェデ杯とW杯はまったく別物だ▼現セレソンの問題は、中軸選手が同じチームから来ていないのでエントロザメント(習熟した連携プレー)がないことだ。選手個々のレベルは世界最高だが連携プレーがない。伯国サッカー連盟(CBF)が各クラブに頼み込んで、選手を1カ月ほど強制合宿させるしかない。ところが各クラブはセレソンより自チームの成績が大事だから、シーズン中は主力選手を手放したくない▼スペイン代表ならバルセロナの選手を中軸に据えて、他チームのスター選手を配置すれば代表チームはすぐにできあがる。ブラジルの場合、理論上は、昨年クラブ世界一だったコリンチャンス選手を中心に据えて基本的連携を作ったら、最も効率的にセレソンが出来上がる▼そこにネイマールらスター選手を散らばらせ、合宿と数試合の経験を積んでお互いの連係を習熟させれば出来上がりだ。でもフィリポン監督にしてみれば、それでは自分の手柄が減るのでやりたくない▼〃国技〃サッカーだけに、ここぞとばかりに国威発揚して計画性をみせるかと思いきや、やっぱり〃伯国らしい〃成り行きだ。地元開催W杯を一年後に控えた今、監督や選手でなく、そんな体制しか作れないCBF会長こそ取り替えるべき——といったら言い過ぎ?(深)

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