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東西南北

ニッケイ新聞 2013年6月8日

 パラナ州ローランジャのサンラファエル病院で5月31日、診察待ちの66歳男性が心停止を起こし、救急外来に回されたがまもなく死亡した。同病院では2日にも、呼吸困難を起こし、他の病院に医師がいなかったために来院した生後25日の新生児が、診察室に呼ばれた時には呼吸が停止していたという。急いで診てくれと頼んだが、病院側は順番にこだわり対応が遅れた2例。優先順位を判断できる看護士や命第1の姿勢はどこに?
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 2月20日にボリビアで行われたリベルタドーレス杯のコリンチャンス対サンホセ戦で、コリンチャンス応援者が放った信号弾でサンホセファンのケヴィン・ベルトラン・エスパーダ君(14)が死亡した事件で、現地に拘留されていたコリンチャンス応援者12人中7人が6日に釈放された。ブラジルに帰国した少年が発射したのは自分だと出頭したが、同国検察が12人の身柄を拘束し続けていた。残る5人の内3人は近日中に釈放の見込みだが、硝煙反応が出た2人の状況は微妙。
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 6日夜の暴動の主な舞台となったパウリスタ大通りだが、今年に入って5カ月間で許可なしの抗議行動が40件も起きている。7日付G1サイトが報じた。同大通りでは年末年始、サンシルベストレ・マラソン、ゲイパレードの3つしか実施が認められていないのが事実だ。それにしても4日に一度というのは多すぎ・・・。

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