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東西南北

ニッケイ新聞 2013年7月13日

 サンパウロ市では寒くなったり暖かくなったりしているこの冬。マンチケイラ山脈がまたがるリオ州南部のイタチアイア国立公園では12日、最低気温がマイナス10度まで下がり、植物や川が凍った。
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 デング熱への予防注射薬が、2015年にも市場に出回る見込みだ。12日放送のグローボTV「ボンジーア・ブラジル」によれば、フランスのある製薬会社の工場では1年に10万ドーゼの注射薬を製造できる可能性があり、20年にわたってデング熱の危険性がある世界の国で利用できる量という。今はまだ試験段階で、12月から欧州の保健当局への認可申請用に製造される。
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 11日、サンパウロFCの新監督に再就任したパウロ・アウトゥオリ氏が記者会見を開いた。同監督は2005年にサンパウロを世界一のクラブに導いているが、ファンは2006〜08年に全国選手権3連覇を記録したムリシー・ラマリョ監督を希望していたこともあり落胆の声が目立っている。この反応に、アウトゥオリ氏は「そりゃムリシーは偉大な監督だ。僕がファンでも彼に一票投じてたよ」とユーモアで返した。新監督には、ネイマールの元相棒、ガンソを完全復活させることが期待されている。
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 きょう7月13日は「世界ロックの日」。ロックがブラジルで最も盛んなサンパウロ市では毎年この日にロック・バーやライブハウスで記念イベントを行っているが今年も盛りだくさん。中央部アウグスタ大通りのナイトクラブ「Beco203」では1950年代以降の60数年分のロックを夜通しで聴くパーティも。

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