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ニッケイ新聞 2013年8月15日

 今年6月末に日本の武蔵大学で開催された「第23回日本移民学会」では、新設されたサンパウロ人文科学研究所日本支部関係者らによって『ブラジル日本移民・日系社会史年表(1996〜2010年)』の販売が行われ、16冊(4万円)の売上があったという。「日本における当研究所の存在を知らしめる機会となった」と関係者は喜んでいる。
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 那覇市の職員、与儀守貴さんとともに来社した姉妹都市交流事業OGのナイエネ・カルモさんは、非日系ながら「私の心はうちなーんちゅ。ブラジルとは全く違う文化に夢中になった」と語るほど沖縄に魅了され、2003年に研修で訪れて以来3回も同地に足を運んだとか。日伯親善の確かな架け橋となっているこの制度。今後も長く続いて欲しいもの。
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 ブラジル日本商工会議所の平田藤義事務局長によれば、現在の加盟企業は355社に上る。今年の上半期だけで15社が新規加盟するなど順調にその数を増やしており、昨年の10月頃に過去最高数に達して以来「記録を更新し続けている」という。それでも在聖の各国商議所の加盟企業数見渡すと、ドイツが1700、アメリカにいたってはなんと5500。「うちもまずは500を目指したい」と平田事務局長。

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