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東西南北

ニッケイ新聞 2013年8月21日

 20日午前、サンパウロ市中央部ラジアル・レステ(グリセーリオ街付近)で渋滞に巻き込まれ、窓を開けて止まっていた車に、ナイフを持った女性が近づき、強盗を名乗った。運転手は窓越しに女性ともみ合いになったが、その様子を見た隣の列やや後方にいた車が襲われていた車に左側からゆっくり近づき、恐喝犯をはさみうちにした。この衝撃で犯人は凶器を地面に落とし、それを拾うと一目散に逃げていった。動けないタイミングのときは犯罪にも巻き込まれやすいが、こうした非常時は助け合いの心も必要だ。
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 リオ在住の世界的な振付師デボラ・コルケルさん(52)が19日、リオ発サルバドール行の便への搭乗を同行していた家族ごと拒否された。それは、デボラさんの4歳になる孫が珍しい症例の皮膚病を患っていたのを見た同機の責任者が機内伝染を恐れたため。デボラさんはこの病気は非伝染性だと訴えたが、GOL側は医師に子供を診断させた。結局、その医師が「問題なし」と診断を下し、デボラさんたちも約1時間30分遅れでリオを発ったが、「こんな目にあったことは今まで一度も無い」と怒り心頭で、GOLを名誉毀損で訴えるつもりだという。
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 コリンチャンスのストライカー、エメルソン・シェイクが、親友の男性と口と口でキスをする写真をネットであげたところ、一部のファンからコリンチャンスの練習場に「ここは男の立つ場だ」との垂れ幕を掲げられ、謝罪まで求められた。これに対しシェイクは、「本当にばかげた偏見だ」とその反応を批判した。シェイクには美人モデルの恋人がいる。

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