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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年10月29日

 県連日本祭りの会場問題がまた持ち上がっている。世界最大級の地元開催による日本をテーマにした祭りだけに、このまま消滅してしまうのは誠に惜しい。もちろん県連関係者にこそ、その想いが強いだろう。来年はサッカーW杯と重なる時期だけに、日本からの来場者も桁違いに多いに違いない▼問題の発端は、半官半民施設だったイミグランテ会場を、州政府が入札民営化したことにある。仏系企業GLイベントス社は約2億レアルで30年間の運営契約を8月に落札した。つまり莫大な投資をして設備を近代化させ、その分、賃貸料を大幅に上げる方針だ▼そのおかげで今年の使用料は30万レだったが、来年はなんと90万レという。それが国際企業の相場とはいえ、県連のような公益団体に払えるものではない。58万レまで値切った交渉は立派だが、それでも30万レ以上もの赤字…▼センターノルチなどの民間会場はさらに高額だし、市営アニェンビー展示場は来年7月だと空いている日がないとか。移民90周年で始まり、多くの県人会はこの祭り参加を起爆剤に活動を盛り上げてきた。母県企業が会場で見本市を開くなどの取り組みも増えてきている▼なにか名案があるわけではない。でも最後の最後まで諦めず、会場探しの努力をお願いしたい。例えばぐっと規模を縮小してアグア・ブランカ公園等で続け、いずれ適当な場所が現れたら今の規模に戻すことはできないか▼日本祭りは巨大な催事だけに運営ノウハウを一度絶やすと再興は難しいのではないか。ならば小さくしても〃種火〃を絶やさずにおき、次の世代に解決を託せないか。(深)

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