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東西南北

ニッケイ新聞 2014年4月5日

3日朝、400年以上前にサンパウロ市の建設にも携わったことでも知られているアンシエッタ神父の列聖が行なわれた。同神父の聖人化はこれで決まり、24日にローマで行われるミサで、フランシスコ法王立会いのもと、正式な聖人化の儀式が行なわれる。これではブラジルからは3人目の聖人誕生となる。聖人は一般に、科学では計りきれない奇跡を起こす人とされるが、4日付アゴラ紙の風刺漫画では同神父の銅像前でひざまずくアウキミンサンパウロ州知事とジウマ大統領が描かれ、それぞれ「カンタレイラに雨が降りますように」「W杯で停電が起こりませんように」と祈っていた。

サンパウロ市の整形外科の開業医のヴァギネル・フィオランテ氏が2日、医師資格を剥奪されていたにもかかわらず、違法勤務をした容疑で逮捕された。同容疑者は12年の4月と12月に患者2人を医療ミスで死亡させ、13年に医師登録を取り上げられていた。だが、同容疑者はそのまま勤務を続け、逮捕された2日も、南部ヴィラ・ノヴァ・コンセイソンにある自身の医院に勤務していたという。逮捕の判断を下した地裁判事によると、同容疑者の医院では違法薬も発見されているという。

サンパウロFCの主将のロジェリオ・セニ(41)が3日、今年いっぱいで現役生活を引退することを発表した。同選手は13年中の引退説も囁かれていたが、ムリシー監督の慰留もあって引退を伸ばし、今年に臨んでいた。サンパウロ一筋でプレーすること20年以上。キーパーながら既に100得点以上を決めてきた華麗なフリーキックは今年で見納めだ。

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