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東西南北

 13日でサッカーW杯が終了したが、国際サッカー連盟は14日、今大会のベスト・イレブンを発表した。その中にセレソンからはチアゴ・シウヴァがディフェンダー、オスカールがミッドフィールダーで選出された。このほかには優勝したドイツからエースのミューラーをはじめ5人、3位のオランダからはロッベンはじめ2人、得点王のハメス・ロドリゲス、そして準優勝のアルゼンチンからは、今大会の最優秀選手のメッシではなく、サイドバックのロホが選ばれた。これはFIFAが毎試合ごとにつけた採点表をもとにして出されたものだが、メッシの名の不在など、不思議な結果ではある。
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 セレソンのフェリポン監督が辞任することとなった。準決勝でドイツに惨敗しながらも、3位決定戦のオランダ戦次第で去就が決まると言われていたが、0―3での敗戦後、フェリポン氏自らがブラジル・サッカー連盟に辞意を伝え、同連盟が承諾したという。同監督の12年12月以降の戦績は、19勝4敗6分だった。後任には12年のコリンチャンスの世界一時の監督のチッチ氏が有力視されているが、初の外国人招聘の可能性もあると言われている。
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 サンパウロ市東部モオカ区のバー、「モオカイレス」で13日のW杯決勝の観戦中に騒動が起き、軍警がかけつける騒ぎがあった。それはドイツが決勝点を入れた際、周囲の多くがそれを喜ぶのが気に入らない、アルゼンチンのユニフォームを着たブラジル人の客の1人が、勢い余ってその場にいたTVレポーターと思しき女性に暴力を働いたため。逮捕者は出なかった。

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