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東西南北

 2日、グローボ局で大統領選一次投票前の最後の候補者討論会が行なわれ、前回、9月29日のレコルデ局の討論会で同性愛者差別発言で物議を醸したレヴィ・フィデリックス氏に注目が集まった。同氏に対し、エドゥアルド・ジョルジュ氏は「月曜の夜に言ったことを視聴者に謝れ」といい、前回の討論の当事者だったルシアナ・ジェンロ氏に至っては、「もし、同性愛差別を取り締まる法があったら、あなたは間違いなく手錠をはめられてこの討論会から去らなければならなかっただろう」とまで言った。だがフィデリックス氏は「謝ることなど何もない。カトリック教徒を代表して発言したまでだ」と押し切った。
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 2日の大統領候補たちによる討論会は、本命および対抗候補であるジウマ氏、マリーナ氏、アエシオ氏が焦点ではあったが、一般視聴者のあいだでは、討論会の模様をネット上でデータに取り込みパロディ画像を作ることが流行った。候補者7人の集合写真は「ア・グランデ・ファミリア」「フレンズ」のような人気テレビドラマの写真と合成されたり、候補者たちの激しい議論や服装、顔の表情が次々とジョークのネタとなっていた。
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 5日は統一選挙の投票日ということもあり、街中では通常の日曜日と違い、イベントなどもほとんど行なわれない。サッカーの全国選手権も同様で、第26節はきょう4日のうちに行なわれる。注目は、急遽セレソンに召集されたカカーとソウザのいるサンパウロと、同じくセレソン召集の無失点キーパー、マルセロ・グローエがいるグレミオとの対決か。

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