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7月 2015の記事一覧

森脇礼之さん=四十九日法要日程

 先月18日に胃がんのために亡くなった「だるま塾」塾長の森脇礼之さん(享年80)の四十九日法要が、曹洞宗南米別院佛心寺(Rua Sao Joaquim, 285)で8月2日午後3時から行われる。問い合わせは同寺(11・3208・4515/11・3208・0418)まで。

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大耳小耳

 13日の日本の報道によれば、宮内庁は秋篠宮ご夫妻の10月下旬から11月上旬にかけてのブラジル公式訪問を〃検討している〃ことが分かった。もうとっくに「事実上決まった」と思っていたら「検討していることが、ようやく公表された」という段階のよう。滞在期間は約2週間で、大統領表敬や記念行事への参加が予定されているとか。5月末のNHKの報 ...

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北米報知=北米日系人の今の姿=高学歴、低失業者、日本語多い

 【北米報知5月28日付コラム「一石」】シンクタンク「米国進歩センター」が4月、国勢調査などをもとにした日系人に関する統計を発表している。 2013年段階で140万人、人口の増加率は2000年から22%で、米国人口の12%増よりも大きな伸びを見せた。日系人口はカリフォルニア州、ハワイ州の2州で日系人口の半数を占めるなか、ワシント ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(8)

 一章  カンバラー カフェーは血であり命であった 往年、カフェーはブラジルを支えていた。国内で流通する貨幣の殆どは直接・間接にカフェーと関連して動いていた。それを見事に表現する名言があった。こうである。 「カフェーは、ブラジルの血であり、命ですらある」 広大なカフェザールを経営するファゼンデイロの懐には、黄金が流れ込んだ。カフ ...

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宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(2)

 ついの旅になった訪日から帰った母をみて、息子はーママエは背中がかがんできたーとー彼の気づいたことを太一につげたが、それから千恵はしだいに痩せるようになった。医者にかかると、糖尿病と診察されて、こまかい食療法を指示された。処方どおりに従っているのに、干恵の体重は秤にかかるごとに針はさがっていった。息子は憂慮してふたたび病院で診察 ...

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身近にある宝を見つけよう

 サンパウロ市でもコンサートを行った事があるBEGINの曲に、「島人ぬ宝」という曲がある。02年発売の曲だが、昨年、とある音楽教室の集まりで聞いて以来、身近なものになった▼「僕が生まれたこの島の空を 僕はどれくらい知ってるんだろう」という言葉で始まる曲は「でも誰より誰よりも知っている 悲しい時もうれしい時も何度も見上げていたこの ...

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ガウショ物語=(42)=骨投げ賭博=《1》=死者まで出す賭けとは

 「実をいうと、わしは自分の女を骨投げの賭博に賭けるのを見たことがある。その事で死者まで出たのさ……全くすごい賭けだった!」 街道に沿った村のはずれ、数本のイチジク の老木が枝を広げて陰を作っていた。その木陰にアハニョンと言うちっぽけな居酒屋があった。つぶれかかった店だが主人は抜け目のないヤツで、わしの見るところ脱走兵らしく、ス ...

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ブラジルでベジタリアンのススメ!

サンパウロ市内にあるベジタリアン向け食べ放題レストラン(約30レアル=約1200円)の様子

 今回のブログ子「幸」は、ベジタリアン歴8年です。「なぜ私がベジタリアンになったか」という説明は、あまりに長くなるので、いずれまたの機会に。とにかく日本では、ベジタリアンなんて希少人種に属します。まるで絶滅危惧種か天然記念物を見るかのような扱いをされるし、さらには「かわいそうに」とか「何でもちゃんと食べなくちゃダメでしょう!」と ...

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ニッケイ歌壇 (492)=上妻博彦 選

『ガリンペイロ』とは、ポルトガル語で金などの鉱採掘人、発掘人のこと。 (藤巻修允著『ダイヤの夢』より)

      サンパウロ      武地 志津 強風に煽られ落ちて傷みたる小鉢の仙人掌生気が失せる色褪せし蟹仙人掌を朝に夕に透かし眺めつ一縷の望みちんまりと蟹仙人掌の枝(え)の先に今朝みつけたり四つの蕾ほんのりと色滲ませつ膨らみし蕾は開くオレンジ色に垂れ下る枝(え)の先に花もたげ咲く蟹仙人掌の花びらやさし   「評」あの激しい土俵 ...

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ニッケイ俳壇(846)=星野瞳 選

焚火祭はフェスタ・ジュニーナ(6月祭)のことで、田舎風に装った若い人たちが集まり、大きな焚き火を囲み、大鍋でピンガに香料や砂糖を入れて煮るケントンを呑み、歌い踊ったりする。

   アリアンサ         新津 稚鴎 迷い入れし冥土の如く寒夕焼枯れるもの枯れ麻州野は夕焼けて風止みしこの静けさも夜の秋珈琲園耳の短い兎住む鋤焼きの最後は餅を入れて食ふ【一九一五年十月三日生れで、この十月で百才になられる。一字も正しく書いて下さる。字がまともに書けなくなりましたがとは云われるが。大麻州の寒夕焼が目に浮ぶ様 ...

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