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7月 2015の記事一覧

■ひとマチ点描■ジャズサンバを発信「ぶらじる商会」

ぶらじる商会

 日本唯一のジャズサンバ専門ピアノトリオ。1960年代に米国を中心に流行り、過去の音楽となっている「ジャズサンバ」を日本に根付かせるべく、06年から横浜を中心に活動している。 メンバーはピアノ澤井夏海、ウッドベース古舘恒也、ドラムス副島泰嗣さんの3人。当地に短期滞在した経験もあり、音楽を通じて知り合った友人が数多く住んでいるとか ...

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大耳小耳

 沖縄県人会移民研究塾(宮城あきら代表)が5月に出版した同人誌「群星」の創刊号だが、宮城さんによれば問い合わせ先、特にポ語は電話(11・4472・4532)まで。日ポ両語の研究誌なので、子や孫など県人子弟にオススメしてみては。     ◎ サンパウロ市のロージャス・アメリカーナスなど安売り店でチョコレート商品数が減っている。特に ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(3)=内山主幹「通説が問題だな」

 「アンシエッタ島の刑務所へ送られたではないか。それが、有罪判決が出た証拠」と反論する人も居るであろう。が、これは、その刑務所を臨時に拘置所代わりに使用したものであり、収監・服役ではない。(襲撃実行者は無論、起訴され、有罪判決を受け、受刑した) 勝ち負け抗争では、無実の数千人が拘引され、その相当数が虐待・拷問を受けた。後遺症に苦 ...

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ドウラードス日本語モデル校=創立25周年を顧みて=校長 城田 志津子=(3)

 連合会創立当時から学務という部署がありましたが、83年、名称を日本語普及部と改め日本語普及に向かっての活動が始まりました。同年、松原移住地にも私塾の日本語学校が開校され、殆どの日本人移住地に日本語学校が開校し、日本語学校生徒の交流の輪が更に広がっていきました。 またこの年、私は第5回JICA日本語教師本邦研修に推薦され、玉川大 ...

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オーリャ!

 在日ブラジル商業会議所(CCBJ)による第10回ブラジルフェスティバルが、今年も東京・代々木公園で18、19日に開催される。主催者発表で来場者数は約10万人。日本における最大のブラジル祭りだ。 ふと思ったが、反対に在伯日本商工会議所が日本イベントを主催することはないだろうか。例えば県連日本祭りは財政的に厳しく、商議所が共催する ...

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先週から大統領や周辺の言動に妙な雰囲気が…

今も隠然たる影響力を誇るルーラ前大統領(Foto: Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 先週からルーラやジウマ大統領及び周辺の言動がちょっとおかしい。先週月曜日にルーラは異例の労働者党批判をし、自分の人気を移し替える形で大統領にしたジウマまで指弾した。不人気のPTとジウマを批判することで距離を置いているように見せ、ルーラは大統領選再出馬の準備を進めている―というのが評論家の見方だ▼加えてカンピーナス在住でジウマに ...

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ブラジルバブルは崩壊したか=経済立て直しの鍵は=再興に20余年かかる?

9日に新インフラ整備計画を発表したときの様子(Foto: Lula Marques)

 ルーラ政権時代(2003~10年)までの年平均5%の経済成長から一転、今やマイナス成長も目前で、年間インフレ率も8%を超え、さらにペトロブラスの大型汚職(ペトロロン)で政界腐敗も伝えられるなど、一時期の世界からの華々しい注目度から転げ落ちた感も否めないブラジル。「バブルがはじけた」という言い方がふさわしい状態だが、この後、この ...

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85/95と年金受給=一般国民には有利か不利か=主婦にも受ける資格あり?

新しい暫定令676に関する記者会見にて(左から)バルボーザ企画相、ガバス社会福祉相、レヴィ財相(Lula Marques/Agência PT)

 連邦政府が財政調整のために出した遺族年金の受給資格などを厳しくする暫定令(MP)664は、議会によって修正された後、17日に大統領裁可を受けたが、「年金を積み立ててきた期間」と「年齢」の和が女性で85、男性も95になれば満額受給を可能とするという修正部分、いわゆる「85/95案」には拒否権が行使された。 ジウマ大統領は「85/ ...

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ニッケイ俳壇 (845)=富重久子 選

『ジュニナ祭』は6月祭のこと。ポルトガルのキリスト教の祝日に起源を発し、ブラジルでは収穫祭や冬至などと併せて祝う祭り。男の子はヒゲを描き、破れた麦藁帽子にチェックのシャツ、女の子はそばかすメイクにドレスを着てクアドリーリャという踊りをおどる。この時期、学校の恒例行事にもなっている。

   サンパウロ         間部よし乃 冬帽子買って話が又弾み【どこか友達と旅をした時の事であろうか。賑やかにあれこれ帽子を選んでは被ってみて、皆それぞれの好みの帽子を買い満足して店を後にすると、またまた話が弾み愉しい旅が続いていく、というまことに女性らしい和やかな佳句。】 思ひ出の田舎へ旅を移住祭【六月十八日は移住祭でし ...

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世界の反対側の貴種流離譚=多羅間俊彦=「昭和の天孫降臨」と呼ばれた男

多羅間俊彦さん

 民俗学者の折口信夫は、芸能史や国文学を研究する中で、日本における物語文学の原形として「貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)」という概念をとなえた。本来なら王族や貴族などの血筋を持つ高い身分にあるものが、何らかの理由で捨てられたりして家を離れざるをえず、不幸な境遇や下界に置かれ、その中で旅や冒険をして正義や何らかの力を発揮するという ...

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