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原沢さん夫妻(中央)と役員ら
原沢さん夫妻(中央)と役員ら

文協=元評議員会長が5万レ寄付=原沢さん、新体制に期待

 サンパウロ市文協元評議員会長の原沢和夫さん(91、新潟)が8日、文協に5万レアルを寄付した。会長室で呉屋春美会長はじめ、山下譲二、松尾治両副会長、中島エドワルド事務局長が夫妻を迎え、寄付金を受け取った。
 数少ない文協創立会員の原沢さんは、1952年に兄の呼び寄せで移住。翌年には「原沢兄弟商会」を立ち上げ、農産物の仲買業を営んだ。55年、当時の新潟県知事北村一男氏から「移住する青年のため県人会を作ってほしい」との依頼を受け、文協の前身である「越佐郷土会」の創設に尽力した。
 71年に文協評議員に就任し、8代目の山内淳会長時代には評議員会長に就任した。現在は終身評議員であり、団体の支援及び指導高等審議会の委員を務めている。援協の第4代会長でもあり、97年に勲四等瑞宝章を受章している。
 原沢さんは「ブラジル日系社会において、日本文化の継承と普及活動を促進するために役立ててほしい」と述べ、4月から始動した呉屋新体制に期待を込めた。同日には援協にも同額の寄付を行なっている。

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