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東西南北

 今週末の20~21日は、サンパウロ市恒例の文化イベント「ヴィラーダ・クウツラル」が行われる。市はそのタイミングで、セントロにあるコスタ・エ・シウヴァ高架橋(ミニョコン)を一時閉鎖するテストを行う。高架下が麻薬常習者のたまり場と化している状況を改善するため、まずは「土曜日に限り閉鎖」を行いたがっている市だが、一方で、ミニョコンには1時間に4100台の車が走る現実がある。まずは人通りの多いこの日から、果たして他の通りへの車の振り替えが効くのか否かを見たいところだろう。20日の閉鎖は15時から行われる予定だというが、うまくいくか。
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 笑顔の少年の包み紙で知られる人気キャンディ「ジュキーニャ」が製造中止になった。ジュキーニャは1950年代に生産がはじまり、長い間、バールやパダリア、フェスタでおなじみの味として親しまれていた。当初は家庭の台所で作られ、婦人たちがひとつずつ包んでいたが、最盛時は180人の従業員を抱え、月400トンを製造していた。サンパウロ州サントアンドレの製造元は3月18日に事業撤退の申請を行っており、残っていた女子従業員19人も4月に解雇されたという。ひとつの歴史が幕を閉じた。
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 きょう17日に行われる、サッカーのコッパ・アメリカのグループ・リーグ第2戦で、セレソンはコロンビアと対戦する。初戦でベネズエラに苦杯を舐めたコロンビアだが、世界的に有名な選手の多いチームだけに、グループ内で最も気をつけるべき相手なのは間違いない。同国には昨年W杯、親善試合で勝利している。

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