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今年度の事業方針に耳を傾ける各国の参加者
今年度の事業方針に耳を傾ける各国の参加者

CKCの委託事業が始動=農家のビジネス交流強化へ

 中央開発コーポレーション(以下CKC、本社・東京)が7月17日、サンパウロ市の宮城県人会で「第1回日系農業者団体連携強化会議」を行なった。日本農林水産省による「平成27年度中南米日系農業者連携交流委託事業」の一環。
 CKCが同省から採択を受けて5年目となる事業が始動した。ブラジル各地始めパラグアイ、ボリビア、アルゼンチンから40人以上が参加し、大まかな年間の日程や方針を話し合った。
 今年も中核リーダー育成や婦人交流を目的とする訪日研修、南米でのリーダー研修を実施する。日本からの専門家派遣では大豆、小麦、緑茶栽培の識者招聘を希望する声があった。
 予算が限られた結果、昨年から民間主導で行う「南米婦人の集い」はパラグアイで開催される。同国婦人会連合会の前原尚美さんは、「必死の思いで資金集めに走り実現までこぎつけた」と報告。結果的にCKCの援助も得ており、開催に向け強い意気込みを見せた。10月、アスンシオンのパラグアイ日系社会福祉センターで行なわれる。
 ビジネス創出分野での交流は継続される。日本から関係者を招きセミナーや商談の場が設けられることになった。ボリビアから訪れたコロニア沖縄農牧総合協同組合(CAICO)の金城原一さん(64、沖縄)は、「専門家派遣によって作物の病気予防問題が解消された。訪日できる機会もあり重要な事業。CKCの実績は着実に生まれている」と話し、今年度の取り組みにも期待を寄せた。
 午前には来賓として在聖総領事館経済班の藍原健副領事が出席し、専門家による養殖魚に関するセミナーも行なわれた。


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 CKCによる日系農家の連携強化事業が今年度もスタート。10月に予定する「南米婦人の集い」第5回目の舞台はパラグアイとなった。料理講習会、手芸品展示販売、養鶏場視察に大使館レセプションまで日程に組まれるという。また責任者の前原尚美パ国婦人連会長の養鶏場は前原城も有名で、「ぜひ見に来てね」と呼びかけた。活発なご婦人らにとって、今年も参加意義の多い行事となりそうだ。

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