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ノーボ・オリエンテ橋の絵を見つめる来場者
ノーボ・オリエンテ橋の絵を見つめる来場者

富山村の谷先生が個展=〃日本の風情〃が好評

 サンパウロ州ミランドポリス市第3アリアンサ(富山村)で日本語教師を務める谷英志さんが先月25日、近郊ペレイラ・バレット市の「第54回盆踊り大会」に合わせ、同会場で個展を行なった。
 2014年8月から赴任する同氏は、県立富山北部高校情報デザイン科の美術教師。鉛筆画を中心とした画家としても活動しており、日語教育に励む傍ら当地でも制作を進めてきた。
 テーマを「わたしのみたブラジル日系社会」とし、1カ月に一作のペースで完成させ、今展示で東洋街の鳥居や町並み、地元の日常風景など9作品を並べた。1935年に日本人が設計した地元ノーボ・オリエンテ橋の絵は、開催協力のあった博物館へ寄贈したという。「日系人にも地元ブラジル人にもなじみのある絵で喜ばれた。懐かしく感じて頂いたようで好評だった」と報告した。
 元々「日本」をテーマに、コンビニや自動販売機などの風景画を描いてきた。テーマを「わたしの…」に設定したのは「外国にかつての日本の風情が残っている。移住した一世が減る寂しさや哀愁が美しいと感じた」からという。
 「硬さのある画風からユーモアのある柔らかい画風に変わったと言われた。朗らかな雰囲気のブラジルに来て、良い意味でスタイルが崩れたのでは」と当地から受けた影響にも言及し、「サンパウロでもぜひ作品を展示できる機会があれば」と抱負を述べた。

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