年頭のご挨拶

県連50周年とリオ五輪に向かって=ブラジル日本都道府県人会連合会会長 本橋幹久

本橋会長

本橋会長

 新しい年2016年を迎えるに当たり、新年のお慶びと共にご挨拶を申し上げます。
 一年の計を思い成す為には、過ぎた一年を思いたどることも必要かと思います。
 2015年は、先ず県連も日系コムニダーデの一員としてその主要行事に参加、行動いたしました。それは「日ブラジル外交関係樹立120周年」関連行事と、「秋篠宮文仁親王殿下紀子妃殿下ご來伯」関連行事であります。
 120周年行事としては、県連主催の「第18回日本祭り」のテーマを「日伯120年の絆」として取り組み、日本政府の今回が初めての出店で弾みも付きました。
 集客数では二日目の降雨の為もあって、一昨年より少な目でした。しかし、祭り自体の内容は好評で、県連の「日本祭り」は全伯の同種行事の範と評価されるに至っております。
 秋篠宮殿下関連行事では、10月28日のブラジルでの最初の公式行事でありました「開拓先没者慰霊碑」へのご献花で、県連が対応致しました。そして翌日のバンデイランテ宮殿でのアルキミン州知事によるレセプションの後、退場される際に、秋篠宮殿下より「慰霊碑の管理の程をよろしく」とのお言葉を頂きました。
 また県連の他の対外的行事としては、「移民ふるさと巡り」で、第43回はアルト・パウリスタ地域へ、第44回はメキシコ国を訪問し、それぞれ有意義であったと概ね好評でした。
 「弁論大会」は第9回でテーマは「私のルーツ」でしたが、予想以上の好成績でありました。そして県連の内においては、9県人会の周年記念式典が催されました。
 各県人会の意見や希望が県連執行部に届きやすくするための一方法として、各月の代表者会議に「懇談の場」を設けはしましたが、時間的制約で思うほどの成果はあがっておりません。
 さて2016年の計画、抱負ですが、先ず県連が毎年継続的に開催している行事、即ち「日本祭り」「移民ふるさと巡り」「弁論大会」「ゲートボール大会」などは、内容の改善を図りながらも無論継続いたします。
 特に「第19回日本祭り」はリオ・オリンピック開催に合わせ、テーマは「スポーツと健康」、期日はオリンピック約一か月前の7月8、9、10日と致します。
 既に世耕内閣官房副長官、外務省との折衝で、前回に引き続き日本政府の参加もほぼ決まっており、さらにオピンピックがリオから東京に引き継がれることから、東京オリンピック委員会とも接触中です。ただブラジルの経済状態は昨年より一層厳しいと考えられるので、経費節減等の運営面での熟考が重要であります。
 県連の構成会員である各県人会において、その活動状況に相当な格差が生じてきております。これを各県人会の特色に沿って改善するための行動が、県連の内なる事業としては最重要事項であり、本年はこれに取り組まなければなりません。
 そして本年は、1966年4月12日に創設された私たちの県連=ブラジル日本都道府県人会連合会の50周年となります。記念事業に関し、現在執行部で検討中であります。県連の会計年度は暦年つまり1月から12月までですが、執行は3月の総会まで続き、本年の総会は役員改選でもあります。
 県連も日系コムニダーデの一員としてその勤めを果たすべく努力いたしますので、皆様方におかれましては、本年も何卒宜しくご指導、ご鞭撻下さいますようお願いいたします。


新年のご挨拶=サンパウロ日伯援護協会会長 菊地義治

菊地会長

菊地会長

 皆様、新年明けましておめでとうございます。皆様には常日頃より、サンパウロ日伯援護協会(援協)に対し、多大なる、ご支援を賜り、篤く御礼申し上げます。
 2016年(丙申)の年頭にあたり、援協を代表して一言、新年のご挨拶を申し上げます。
 昨年は日本・ブラジル外交関係樹立120周年にあたり、記念事業ブラジル実行委員会(委員長梅田邦夫大使)が立ち上げられ、官民挙げての協力体制の下、日伯ナショナルプロジェクト展覧会、花火祭りをはじめ、300件以上の様々な記念行事やイベントが開催されました。
 そして記念事業の集大成として10月末、秋篠宮ご夫妻がご来伯され、日系移住地を訪問し、開拓先没者及び住民の方々の功績を称え、労を労い、激励のお言葉をかけられました。一方でジウマ大統領との接見をはじめ、ブラジル政財界の要人との会談も行なうなど、日伯友好関係の深化と緊密化に向けて精力的に日程をこなされました。此の度のご夫妻のご来伯が今後の日伯関係の更なる発展・拡大に向けての好機となることを願って止みません。
 さて、2015年度の援協の運営全般に就きましては、福祉部門及び医療部門共に不祥事や事故もなく、主たる資金源である日伯友好病院の好調な決算を背景に引き続き、堅調に推移いたしました。
 まず、福祉部門に於いては神内プロジェクト(改修工事)が完了し、さくらホーム、あけぼのホーム、サントス厚生ホームは新しく生まれ変わり、それぞれの入居者は快適で楽しい毎日を過ごしておられます。その結果、3施設ともに満室状態が続き、入居待ちの高齢者の方々がたくさんいらっしゃいます。
 又、スザノ・イペランジャホームも日本財団からの資金援助で改修され、入居者は快適な住環境の下で楽しく暮らしておられます。こちらも満室状態で入居待ちの状況が続いております。
 一方、医療部門では中核事業である日伯友好病院は好調な決算が続いており、援協の福祉活動全般を支える大切な資金源としての役割をしっかりと果たし続けております。同時に将来の医療ニーズの変化と多様化にも対応すべく、病院の拡大・充実のための将来設計も着々と準備中であります。
 又、サンミゲル・アルカンジョ市との提携事業である救急診療所(12月に新診療所が完成し、診療を開始)とSUS病院は地域に密着した唯一の医療施設として、日系移住地含む地元住民から高く評価され、来院患者数も徐々に増加しつつあります。
 サンパウロ州政府との提携事業として注目されているPIPA事業(自閉症児療育学級)は、州政府及びJICAの支援の下に着実に事業が拡大し、受入自閉症児数も年初時点の15名から年末時点で30名にまで倍増しております。
 又、画期的な成果として就業年齢に達した2名が、今年から就労を開始致します。今後、PIPA事業は援協の中核事業の一つとして更なる拡大・発展が見込まれます。
 近年、ブラジルでは公益社会福祉法人認定に対する法規制強化により、援協も今後はブラジル政府及び公的機関との提携事業並びにブラジル人及びブラジル社会をも対象とした幅広い福祉事業活動が求められております。
 斯かる状況下、援協はブラジル社会の時流を見据えた組織体制作りを行い、名実共に日系社会に於ける中核団体として、その地位を確固不動たるものとし、援協精神の原点であります「高齢者及び社会的弱者の救済援護」事業を充実・発展させ、日系社会のみならず、延いてはブラジル社会にも貢献していくことが、最重要課題であると認識いたしております。本年もこの課題達成に向け、努力精進してまいる所存であります。引き続き、援協に対するご指導とご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
 結びに、皆様のご多幸とご繁栄をご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。


文化ホールプロジェクトに邁進=ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋春美

呉屋会長

呉屋会長

 ニッケイ新聞愛読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 旧年中はブラジル日本文化福祉協会に対し、温かいご理解とご支援・ご協力を頂きまして誠にありがとうございました。
 ブラジル日本文化福祉協会理事会はじめ関係者一同、新たな気持ちで皆様のご期待に沿うよう邁進してゆく所存でございます。本年も引続き一層のご支援をお願い申上げます。
 昨年は日本ブラジル外交関係樹立120周年という大きな節目を迎え、多くの交流事業が実施されました。様々な分野での事業を通じ、日伯両国の絆がさらに深化したことは誰もが感じる事実でございます。
 その中でも移民80周年以来となった秋篠宮殿下のご来伯は、ブラジル日系社会を大きな感動の渦に包み、明るい話題となりました。
 昨年、ブラジル日本文化福祉協会が無事還暦を迎えましたことは、一重に皆様のご支援とご協力の賜物であります。この場をお借りし、心より感謝を申上げます。意義ある60年の歴史を未来への礎とし、さらなる発展に努める所存でございます。
 現在、ブラジルの政治経済は極めて厳しい局面を迎え、その余波は当然のことながら私共日系社会にも及んでおります。このような状況の下でブラジル日本文化福祉協会におきましても、本年度の重要課題として、文協文化ホールプロジェクトの推進があげられますが、より一層の努力を持って頑張ってまいりたいと存じます。
 このプロジェクトが日頃より文協をご愛好頂いております皆様のご活動をより充実化させ、ブラジルにおける日本文化の普及活動に多くの相乗効果をもたらしてくれるものと確信しております。加えまして、サンパウロ市で日本政府が推進める「ジャパンハウス構想」にも協力できる施設となることを心より願っております。
 南米にとって初となるオリンピックがブラジルで開催されますことは大変嬉しい出来事であります。準備万端で本番に臨むブラジル・日本の両国選手には実力を遺憾なく発揮して頂き、大舞台でのメダルの獲得を目指すとともに懸命な姿勢を通して、多くの人々の心に勇気と感動を与えて頂きたく存じます。
 リオ・デ・ジャネイロ五輪に続き、2020年に東京五輪が開催されますことはただの偶然ではなく、両国の深い縁を感じさせます。
 我々、日系社会と致しましても両国選手のご活躍を応援しております。2016年のリオ五輪の成功が必ず、東京五輪の開催に向けての礎の一部となるよう、私共は惜しまず協力する所存でございます。
 末筆となりましたが、ニッケイ新聞愛読者の皆様のご健勝と、ニッケイ新聞社の更なるご発展を衷心よりお祈り申上げ年頭の挨拶と致します。

 

YOKIO OSHIRO, Ex-Superintendente da Polícia Federal e Presidente da Aliança Cultural Brasil-Japão

APESAR DA CRISE…

YOKIO OSHIRO

YOKIO OSHIRO

A comunidade nikkei se mostrou presente de forma muito intensa durante o ano de 2015. Inúmeros festivais, eventos, workshops e atividades foram realizados nos quatro rincões do Brasil. Especialmente em São Paulo, quase que diariamente havia algum evento em comemoração aos 120 anos de Tratado de Amizade, Comércio e Navegação entre o Brasil e o Japão, celebrados nesse ano. E, mais uma vez ficou provada a união entre a comunidade nikkei, empresários e órgãos governamentais japoneses sediados nesse país. Pois foram estes, somente estes, literalmente, que organizaram e arcaram com toda logística e financiamento para que as comemorações dos 120 anos ficassem marcadas na história. Enfrentaram inúmeros obstáculos, críticas, inclusive de natureza política. Não se pode ousar que tudo se faça sob regência de um maestro. Sabemos disso. Houve divergências, mas o espírito do “samurai” e dos nossos ancestrais falou mais alto, e se fez tanto que até em festa de aniversário de um amigo ouvi a menção dos 120 anos. Essa é a alma dos japoneses que vivem aqui e de seus descendentes. Portanto, a minha mensagem é para todos esses japoneses e brasileiros que, de forma destacada ou anônima, fizeram a diferença no ano de 2015. Que o Novo Ano seja também marcado pelo mesmo espírito de união, esforço mútuo e solidariedade, ferramentas essenciais para o enfrentamento da crise.

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