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大原さん、西尾さん、吉岡さん
大原さん、西尾さん、吉岡さん

ポ語版百年史3巻目刊行=戦中戦後編『対立から統合へ』

 ポ語版百年史の3巻目、戦中戦後編『対立から統合へ』(1941~2008年)の刊行記念会が31日午後7時から、聖市の文協ビル9階の移民史料館で開催される。本山省三USP歴史学教授、エスタード紙論説委員の保久原ジョルジェ氏の共著。
 すでに勝ち負け抗争を通した家族史『万歳、正輝』の著作もある保久原氏だけに、同抗争への突っ込んだ調査内容が反映されている。また戦中、1942年のサントス市や聖州海岸部からの強制立退きに関しても初めて詳しい内容がポ語で記述された。
 戦争中の日本移民迫害から勝ち負け抗争を「対立」、その後の日系社会の対立解消からブラジル社会への融合を「統合」として描く。全456頁という大著で、最後の3分の1は人文研年表の戦中戦後部分のポ語訳。
 多数の文献に加え、87人から取材した内容から著述されている。進出企業や農業についての記述はないが、二世の社会進出を中心としたブラジル社会への貢献が描かれているという。
 ここまでの3冊が百周年祭典委員会のポ語版編纂委員会(渡部和夫委員長)で、今後続きとして予定される2冊『文化編』(大原毅統括)、『移民史各論編』(平野セイジ統括)は伯日文化社会統合協会から刊行される。
 来社した同編纂委員会の西尾ロベルトさん、大原さん、吉岡黎明さんは「興味のある方はぜひご来場ください」と呼びかけた。同書は当日に寄付と引き換えに配布されるが、その後は文協2階の同統合協会で入手できる。

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