ホーム | 日系社会ニュース | 自伝小説「月のかけら」=筑紫橘郎、本日から開始

自伝小説「月のかけら」=筑紫橘郎、本日から開始

著者の筑紫橘郎さん

著者の筑紫橘郎さん

 ペンネーム「筑紫橘郎」さん(本名=樋口四郎)が書いた自伝小説「月のかけら」を本日から掲載開始する。1935年に福岡県で生まれ、辛い戦中に子供時代を過ごし、1956年12月に「コチア青年」として渡伯した。
 筑紫さんはセアザで仲買人をする傍ら、浪曲師をしていた経歴を持つ。その道の有名人だ。そのせいか、語り口はすこぶる軽妙で、福岡方言をたくみに織り込んで、読む者がその場にいるような感じをもたせる。長編小説は初めての執筆だというが、すでに独特の文体を持っている。
 たとえば第一章の移民船の場面では、大荒れの太平洋上で魚を捕まえ、危険な甲板で無謀な酒盛りをして乗組員からお目玉を食らう話や、赤道祭での真にいった役者ぶりの描写などは、じつに臨場感あふれる。
 主人公は「千年太郎」との名前だが、ほぼ実話ではないかと言われる「自伝小説」だ。戦後移民の多くがたどってきた悲喜こもごもの体験と、移民本人ならではの赤裸々な気持ちがちりばめられている。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 「杉野先生の教え実践した」=アグロ・マキナス社50周年=南ミナスの白浜清俊さん2019年10月17日 「杉野先生の教え実践した」=アグロ・マキナス社50周年=南ミナスの白浜清俊さん  コチア青年2次6回の白浜清俊さん(80、熊本県)がミナス・ジェライス州カンブイ市に創立した農事関連会社「アグロ・マキナス・ミナス・ジェライス」が50周年を迎え、13日に慶祝ミサと祝賀会を開催し、従業員と友人、関係者ら約100人が駆けつけて祝った。創業当時はこれといった […]
  • コチア青年が合同祝賀会=喜寿、傘寿、米寿祝う2019年10月1日 コチア青年が合同祝賀会=喜寿、傘寿、米寿祝う  コチア青年連絡評議会(前田進会長)は、コチア青年とその妻、賛助会員を対象とした「喜寿、傘寿、米寿の合同祝賀祭」を6日午前10時から、聖市の宮城県人会館(Rua Fagundes, […]
  • コチア青年「次は元気に卒寿!」=喜寿・傘寿・米寿を祝う=遠方から参集、旧交温める2019年10月10日 コチア青年「次は元気に卒寿!」=喜寿・傘寿・米寿を祝う=遠方から参集、旧交温める  コチア青年連絡協議会(前田進会長)が主催する「喜寿・傘寿・米寿祝賀会」が6日、サンパウロ市の宮城県人会館で行われ100人余りが集まった。2508人のコチア青年のうち該当者は74人で、実際に20人余りが出席した。当日は家族も同伴して約60人が集まり、中には首都ブラジリア […]
  • 移住者協会=USP日本庭園、再贈呈式=今後の継続的管理が課題に2018年7月3日 移住者協会=USP日本庭園、再贈呈式=今後の継続的管理が課題に  【既報関連】ブラジル・ニッポン移住者協会(杓田美代子会長)が修復作業を進めていたサンパウロ州立総合大学(USP)校内にある日本庭園の再贈呈式が、先月29日午前に催された。日系団体や大学関係者ら100人近くが出席した。  故・下元健吉氏が初代会長を務めたサンパウロ花卉 […]
  • オイスカ、クーニャで植樹=総領事、コチア青年らも協力2018年11月29日 オイスカ、クーニャで植樹=総領事、コチア青年らも協力  NGO「オイスカインターナショナル」(中野良子総裁)とオイスカ・ブラジル総局(高木ラウル会長)が17、18日の2日間、聖州クーニャ市で植樹を行った。同団体の渡邉忠副総裁、中野総裁代理の大橋美智子さんのほか、17日は野口泰在聖総領事、コチア青年連絡協議会、亜国、パラグア […]