ホーム | 日系社会ニュース | 在外投票23日から全伯で=参院選、18歳に初の投票権=争点は憲法改正とアベノミクス
援協にて、第47回衆議院選挙(14年)の在外投票の様子
援協にて、第47回衆議院選挙(14年)の在外投票の様子

在外投票23日から全伯で=参院選、18歳に初の投票権=争点は憲法改正とアベノミクス

 第24回参議院通常選挙が実施される。伯国内の在外公館投票は来週木曜日(23日)から7月2日まで、投票会場はサンパウロを除いて伯国内の各在外公館となる。在聖総領事館管内はリベルダーデ区のサンパウロ日伯援護協会5階(Rua Fagundes, 121)。時間は午前9時半〜午後5時で、持ち物は在外選挙人証と旅券等の写真付き身分証明書(原本持参、コピー不可)。今回は憲法改正と景気回復が争点と見られる。また国政選挙初の18歳以上の投票が行われる点にも注目が集まっている。

 参議院の通常選挙では、3年ごとに全議席の半数(121議席)が改選される。
 在外投票には、在外選挙人証の申請・登録がまず必要だ。条件は3カ月以上その在外公館の管轄区域内に住所を有する者。手順として、希望者は現地の在外公館から申請する。申請書には日本での最終住所地と転出日、本籍地を記入して提出。必要なものは、旅券などの身分証明書と居住確認ができる書類。
 この申請に対して、当該市区町村の選挙管理委員会が審査・登録手続きを行なう。そして一定期間後、在外選挙人証が交付される。在外公館の窓口で直接受けとれる他、申請時に手続きをしておけば郵送も可能。
 申請書・申出書・記載事項変更届出書など、関係書類は外務省ホームページ(www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/shinseisyo.html)でもダウンロードできる。
 今回の参院選の争点は主に、憲法改正と景気回復と見られる。安倍晋三首相は今年の年頭記者会見の質疑応答で、「憲法改正については、これまで同様、参議院選挙でしっかりと訴えていく」と発言。しかし参院選に向けた全国遊説では憲法改正には言及せず、アベノミクスの成果を強調している。
 これに対して野党は、与党の真の狙いは議席の3分の2を獲得し、憲法9条を改正することだと判断。民進党の岡田克也代表は9日、「3分の2をとらせないこと」と大書きした参院選ポスターを発表した。
 なお、これまで20歳以上に限られていた選挙権。昨年6月の衆議院本会議において、18歳に引き下げる公職選挙法の改正案が、全会一致で可決となった。周知期間の1年を終え、今回の参院選で初投票となる。在外選挙人証の申請日時点で18歳未満でも、今年の6月19日に満18歳以上であれば受付可能だ。
 伯国の在外投票の票数は減少傾向にある。前々回の参院選が1939票、前回は1378票と3割も減った。有権者の高齢化は避けようもないが、戦後移民はもちろん、駐在員の家族もできるだけ参加し、存在感を示したい所だ。


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 在外選挙人証の交付後に、住所変更や結婚などで名前が変わった場合、記載事項変更手続きをする必要がある。また紛失した場合は、再交付手続きが必要。詳しくは最寄りの在外公館まで。▼在ブラジル大使館(61・3442・4200)▼在ベレン領事事務所(91・3249・3344)▼在レシフェ領事事務所(81・3207・0190)▼在クリチバ総領事館(41・3322・4919)▼在ポルト・アレグレ領事事務所(51・3334・1299)▼在聖総領事館(11・3254・0100)▼在マナウス総領事館(92・3232・2000)▼在リオ総領事館(21・3461・9595)
     ◎
 23日から在外投票が行われる参院選。初めて投票権を得た18、19歳の有権者を取り込むため、各党ともマンガやゲームを活用した広報を展開している。中でも憲法改正を視野に入れる自民党は、連立与党である公明党と合わせ3分の2議席を獲得するのが目標だ。分かりやすく憲法改正の意義を解説したマンガ「ほのぼの一家の憲法改正ってなあに?」をネットで公開している(www.jimin.jp/policy/pamphlet/index. html)。若年層の取り込みに成功するのは果たしてどの党か。ブラジルでも今年10月には地方選挙がある。日系政治家がマンガを利用して選挙活動してもいいかも。

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