ホーム | 日系社会ニュース | 県連50周年、サンパウロ州議会で盛大に=日伯議連幹事長 河村建夫衆議迎え=「慰霊碑建設は後世に残る偉業」
式典を盛大に祝う関係者
式典を盛大に祝う関係者

県連50周年、サンパウロ州議会で盛大に=日伯議連幹事長 河村建夫衆議迎え=「慰霊碑建設は後世に残る偉業」

 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)はサンパウロ州議会内講堂で7日、『創立50周年記念式典』を開催した。リオ五輪開会式に日本政府代表として出席するため来伯した河村建夫衆院議員(日ブラジル会議員連盟幹事長、中南米日系人支援議員連盟会長)を招待するため、当初計画より前倒しで行われた同式典であったが、延べ230人を超える県人会関係者らが集まり、半世紀を盛大に祝した。

記念品を手に喜びを見せる河村議員夫妻

記念品を手に喜びを見せる河村議員夫妻


 式典には、河村議員、隆子夫人をはじめ、中前隆博在聖総領事、小山シルビオ軍事司法裁判所長官、日系団体各代表者らが参席し、同議会での式典開催に尽力した羽藤譲二、西本エリオ両サンパウロ州議が司会進行を務めた。意気揚々と日伯両国歌が斉唱された後、先没者と広島と長崎の原爆犠牲者への黙祷が捧げられた。
 山田会長は挨拶で「海外最大の日本祭りを開催するまでに成長した」経緯を振り返り、開拓先没者慰霊碑の管理の重要性を挙げ、「先没者の無縁仏を祀るのみならず、日系社会の心の拠り所になった」と県連が維持管理していく意義と意気込みを語った。さらに「各県人会によって活動に大きな差がある。後継者を育成して活性化を図らなければ」と訴え、「先人の後を引き継ぎ、更なる発展のために努力したい」と気を引き締めた。
 河村議員は「リオ五輪の開会式に参加し、心に残る感動的な式典だった」と感想をのべ、家族会会長の故田中龍夫議員から「ブラジルのことをしっかり頼む」と遺志を託され地盤を引き継ぎ、県連との深い関係を築いてきた歴史を振り返った。さらに、慰霊碑建設は後世に残る最も大切な県連の偉業と評価し、「今まで維持管理していることは先没者への深い敬意の表れ、両国にとって大変重要」と語った。
 座右の銘という吉田松陰の「至誠通天」を引用し、「さらなる百周年に向けて一丸となり、次世代を担う若者を育て、両国の友好親善を深め、ますますの発展を期待したい」との言葉を送った。
 中前在聖総領事、羽藤ジョルジ市議会議員、飯星ワルテル連邦下議(補)、呉屋春美文協会長などから祝辞が相次ぎ、世耕弘成元内閣官房副長官からの祝電が代読された後、積年の功績を労い、関係者の間で表彰が行なわれた。
 式典後は同議会内記念ホールで盛大な祝賀会が催され、ケーキカットに続き、鏡開きが行なわれ、会場は祝福ムード一色に。三味線と太鼓の優美な音色がホールに響き渡るなか、関係者は懇親を深めた。
 河村衆議は「記念すべき50周年を一緒に迎えられて大変光栄」と満足した表情で語り、県連から送られた記念品を手に「日伯交流のために命を捧げた田中龍夫先生の御仏前に捧げたい」と語った。隆子夫人も「日本文化が根づき継承されていることに感動した」と喜びの表情を浮かべた。
 最後は全員で「故郷」を合唱。先人の遺徳を偲び、次の百周年に向けて思いを新たにした。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 県連会議=50周年式典を8月に前倒し=五輪来伯の河村衆議も出席=舛添都知事らにも交渉中2016年4月30日 県連会議=50周年式典を8月に前倒し=五輪来伯の河村衆議も出席=舛添都知事らにも交渉中  ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の「代表者会議」が28日、文協ビル同会議室内で行われ、県連創立50周年記念式典、第19回日本祭りの議題を中心に、熊本地震災害義援金などの報告が行なわれた。50周年記念式典は当初9月18日に予定されていたが、8月7日に前倒しとなった […]
  • 2017年1月元旦=新年のご挨拶2017年1月1日 2017年1月元旦=新年のご挨拶 新年に考えること=ブラジル日本都道府県人会連合会会長 山田康夫  謹んで新年のお慶び申し上げます。  旧年中はいろいろとご支援をいただき、心より感謝申し上げます。 […]
  • 梅田大使=「日系社会との連携強化する」=リオ五輪で皇族来伯期待=婦人部高く評価、日本招聘へ2016年4月6日 梅田大使=「日系社会との連携強化する」=リオ五輪で皇族来伯期待=婦人部高く評価、日本招聘へ  梅田邦夫駐ブラジル日本国特命全権大使が3月31日に来社し、リオ五輪や日系社会との連携強化について説明、「ブラジルが世界有数の親日国となったのは、日系社会の貢献によるもの。それが世代交代を迎えており、今まで一、二世は何も言わずとも協力してくれたが、若い世代にはこちらから働きかけ […]
  • 年頭のご挨拶2016年1月5日 年頭のご挨拶 県連50周年とリオ五輪に向かって=ブラジル日本都道府県人会連合会会長 本橋幹久 新しい年2016年を迎えるに当たり、新年のお慶びと共にご挨拶を申し上げます。 一年の計を思い成す為には、過ぎた一年を思いたどることも必要かと思います。 2015年は、先ず県連も日系コムニダーデの一員 […]
  • 兵庫県人会=半世紀越え、今なお活発に=55周年の節目を祝う=母県から80人超迎えて2015年9月1日 兵庫県人会=半世紀越え、今なお活発に=55周年の節目を祝う=母県から80人超迎えて  ブラジル兵庫県人会(松下瞳マルリ会長)が創立55年を祝し、23日にサンパウロ市の北海道協会で記念式典を行なった。同会は1960年、外務課移住渡航係長が県民視察に南米訪れたのを機に発足。県費留学・技術研修員の選考と派遣、農業高校生の受け入れなど草の根交流を続けている。井戸敏三知 […]