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東西南北

 現在、ジウマ大統領の弾劾裁判が進行中で、明日未明にも、罷免か否かの結果が判明する。国家元首の命運がかかる、本来なら国に緊張感が走る瞬間のはずなのだが、それにも関わらず、ブラジルの報道は比較的落ち着いて静かなもので、新聞の報じる面積も、他のことを報じた記事と大きくは変わらない。弾劾裁判の報道を聞く諸外国の人または諸外国在住ブラジル人たちからすれば不思議かもしれないが、これが現実か。ひとえに、早くから「投票で罷免が有力」という報道がなされ、それを覆す要素が見つけにくいというのもあるが。明日になる前に、果たして、こうした状況が一変するような事態は起きるか。
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 28日、サンパウロ州カンピーナスで、空軍のトラックを利用して、3トンもの大麻を運んでいた陸軍兵3人が逮捕され、さらに関連者2人も追加で逮捕された。陸軍兵が逮捕される際には、市警との派手な銃撃戦も行われた。この麻薬密輸犯の現行逮捕は、市警の麻薬対策課が3カ月かけて捜査した末のものだったという。まさに犯罪ドラマを絵に描いたような事件だが、こうした典型的な犯罪がリオ五輪の際に起きて、「ブラジルらしい」と多くの観光客に思われなかったのが救いか。
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 サッカーの全国選手権、パルメイラスは、五輪から戻ってきた若きエース、ガブリエル・ジェズスにとって久々の試合となったフルミネンセ戦を2―0で危なげなく勝利し、引き続き首位をキープした。ジェズスはすぐにW杯南米予選でセレソンに合流するので、また2試合ほど欠場する。パルメイラスとしては踏ん張りどころか。

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