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海外移住資料館=聖火ランナー 小川彰夫さんが講演=実物を展示、撮影会も目玉に

五輪を始め移民やコロニア、ブラジル社会について語った小川さん(提供写真)

五輪を始め移民やコロニア、ブラジル社会について語った小川さん(提供写真)

 リオ五輪の聖火ランナーとしてサンパウロ市内を走った日系WEBの運営者、小川彰夫さん(73、二世)が先月25日、神奈川県横浜の海外移住資料館で記念講演を行なった。同館での企画展「二つのオリンピック スポーツがつないだ日系社会」に合わせ招待されたもので、1時間以上に渡り体験談などを披露した。
 「ランナー選出は心からの喜び。ブラジルの日系人を代表して走った」と思いを話した小川さんは、「横断幕を知人に用意してもらい感動。夢のような時間だった」と振り返った。
 「私のトーチは着火せず本番は予備を使用した」というエピソードも披露された。「使用した予備品ではなく、本来使うはずだったトーチを記念に持ち帰った。おかげで黒いすすが付かず、目新しい状態で展示できた」と喜んだ。
 「有名人の使用したトーチは高値で落札されたと聞くが、私のトーチにそれほどの価値はない」と謙遜して笑いを誘いながらも、日本での実物披露を喜んだ。
 ブラジルへの日本人移民についても触れ、「かつては農業界で大きな功績を残した日本の移住者。これからはスポーツを通じた人間教育で貢献できるはず」とも。「私もブラジルに生まれた一人の日本人。つながりを大事にしたい」と語った。
 また訪日機会を与えたJICAにも感謝した。「今ではブラジルへの日系社会ボランティアが100人体制に。もっと増えれば日語学習者も多くなるはず」と期待を寄せた。
 資料館に寄贈された小川さんのトーチと記念Tシャツは、7月から先月末までリオ五輪に合わせ開催された企画展の目玉として注目を集めた。開催中は、来場者がトーチと一緒に記念撮影できる期間も設けられ、講演後にも和やかに撮影会が行なわれた。

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