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汚職防止法案=太田下議「後悔している、許して」=賛成投じた議員に非難集中=西森下議「汚職撲滅せねば」

太田慶子下議

太田慶子下議

 200万人以上の国民の署名を集めて提出されたはずの汚職防止法案が11月30日未明、連邦下院で多数の修正が加えられて別物に変えられ、ラヴァ・ジャット(LJ)作戦を妨害するような条項が加えられて承認された。それに対する国民の怒りが噴出し、25州と連邦直轄区の計245市で4日に大規模な街頭デモが行われた。本紙ポ語版ジョルナル・ニッパクが、修正に賛成票を入れた太田慶子下議に取材したところ「勘違いをした。後悔している」と有権者に許しを求めた。

西森ルイス下議

西森ルイス下議

 中でも聖市パウリスタ大通りで行われたデモでは、聖州選出で賛成に投じた議員が〃裏切り者〃として貼り出され、太田慶子下議の名もそこにあった。日系議員では、パラナ州選出の高山ヒデカズ下議も賛成、西森ルイス下議だけは反対に投じた。
 本紙ポ語版ジョルナル・ニッケイの取材に対して西森ルイス下議は、LJ作戦を妨害すると批判されている判事や検事に対する職権乱用を認める修正動議に反対票に投じた理由を、「汚職を断絶しなければならない時期に来ているはずだ」と説明した。
 「検察庁がいくつかの事例において行き過ぎと考え、修正動議に賛成を投じた議員を理解できなくもないが、それは別の議論だ」とし、「伯国に深く根付いている汚職体質こそが国家を堕落させている。このようなことが二度と起こらないように撲滅しなければ」と熱弁をふるった。
 インターネットなどで非難の集中砲火を浴びている太田慶子下議は、「私を信頼して投票してくれた皆さんに申し訳なく思っており、後悔している。許してほしい」とのべ。「連続審議という急な流れのなか、正しいものと思って投票したが、検察庁の捜査に制約をかけるものと後から認識した」と弁明した。
 「モーロ判事のお陰で連邦議会が浄化されつつある。二度と汚職擁護に賛成することも、LJ作戦、検察庁に対して反対を投じることはありません」と語った。

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