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東西南北

 9日の選挙高裁の裁判結果の話題で持ちきりだった週末のブラジル。4人の判事の意思があれだけ堅いのなら、せめてオデブレヒトの件も入れて決断した方がまだ国民感情も収まったような気もするが、裁判そのものを、上告も起こらせずに早く終わらせたかったのか。だが、この裁判の結果によって、「テメル憎し」の感情が高まり、大統領を辞めさせる唯一の手段である現行犯逮捕に待ちこもうと、検察庁やマスコミの感情がヒートアップしないかが気にかかる。10月に入れば、来年10月の大統領選の選挙期間に正式に入るため落ち着かざるを得なくなるだろうが、それまでの3カ月強は、目が離せそうにない。
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 今日13日午前7時より、サッカーのセレソンのオーストラリアでの親善試合の2試合目、対オーストラリア代表戦が行われる。前戦の対アルゼンチン戦で顔面に軽度の骨折を負ったガブリエル・ジェズスは今回の試合は出場しないが、その他も、ダヴィド・ルイスがボランチで出場するなど、「控え選手のテスト」的な意味合いが強い。この試合で今後にどういう成果が出るか。なお、今回も放送はクウツウラ局となる。
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 週末から寒さが厳しくなったサンパウロ市では、10日未明は平均9・4度、11日には同8・7度と、連日で17年の最低気温を記録する日々が続き、12日も寒さの厳しい1日だった。予報だと、今日13日から冷え込みは和らぐ見込みだが、今度は14日にかけて強い雨が降るとか。天候がすっきりしない日が続くが、風邪を引いたりして体調を崩さぬよう注意を。

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