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《ブラジル》「奴隷の呪い」と統合労働法

未来を感じさせる胎児と来年の大統領選を重ねあわせた支持者と、ルーラの左手(Foto: Ricardo Stuckert)

未来を感じさせる胎児と来年の大統領選を重ねあわせた支持者と、ルーラの左手(Foto: Ricardo Stuckert)

 1943年施行の統合労働法(CLT)は、少し日本の憲法に似ている。歴代大統領が試みてきたにも関わらず、74年間も実現しなかった難事だからだ。軍事政権すらやらなかった。
 その間、憲法自体はなんと3回も作り直された。だが労働法は「触れてはいけない聖域」であり続けた。それを改正しただけでもテメル政権はある意味、歴史に名を残した。

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