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東西南北

 来年の大統領選を見越して、世間での人気の高いジョアン・ドリア・サンパウロ市市長を、民主運動党(PMDB)、民主党(DEM)、ブラジル共和党(PRB)の3党が誘惑しているとの噂が出て、ドリア氏所属の民主社会党(PSDB)と、政治家としての恩人のアウキミン・サンパウロ州知事があわてているという。ドリア氏がアウキミン氏の大統領出馬を助けると信じていたためだ。また、ドリア氏がロドリゴ・マイア下院議長(DEM)を副に出馬するのでは、などという噂まである。まだ憶測するには早いが、テメル政権の支持率が史上最低であるが故に、期待もかかる次期大統領選。一体何が飛び出すやら。
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 2016年に、サンパウロ州の都電(CPTM)の車両とプラットフォームの間の溝に落ちた人は、前年から13%増えて989人となり、ほぼ1千人に達する勢いだ。同線は通常の線よりも溝の幅が大きいことで知られており、各路線の平均で18・1センチ、最も大きい12号線では22・3センチもある。高齢者や身体障害者、子供は特に気をつけなくてはならないし、ラッシュ時にはさまったりすると大怪我の可能性もある。昔から悪名は高かったが、見直しが必要では。
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 昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの覇者がぶつかるUEFAスーパーカップ、レアル対マンチェスターU戦が行われ、ブラジル代表チーム(セレソン)でも活躍するカゼミーロが先取点をあげる活躍を見せたレアルが、2―1で勝利。今シーズンの初タイトル獲得となった。ブラジル人選手の好調が確認できるのは嬉しいもの。

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